小谷実可子「寝る前のストレッチをサボりたくなる日はある」。でも「できない理由を探す癖」がつくと「つまらない人生」に
私もストレッチをサボりたくなる日はある。でも「できない理由を探す癖」で、つまらない人生に
――現役時代から約30年のブランクがあっても、鍛え上げた筋肉や強いメンタルが土台にあるからこそ、フットワーク軽く動けるのでは?と思ってしまうところも……。オトナサローネ読者は40代、50代のゆらぎを感じる世代です。私もそうですが、「今日はちょっと体がだるい」と、言い訳を探してはやるべきことを後回しにしてしまうこともしばしば。
「 そうですね。“健康でいたい”という漠然とした目標ではなく、10分でいいから歩こう、1回だけジムに行こうと、今の自分を動かす具体的で小さな目標を掲げることから始めてみては。
やらなくてはと思いつつもベッドに横になっていた自分から抜け出し、靴を履いて外に出られた、10分歩けた、ジムで汗を流せた、一つ一つできなかったことを乗り越えて成長へとつながっていくんです。実際に私がマスターズに向けて水中でしていたことも、その繰り返し。
人それぞれ、日々向き合っている困難や目標に大小はないですよね。だから、どんな小さなステップでも、できた自分を認め、褒めてあげること。
例えば、ピーマンを嫌いな子どもが、みじん切りにしたカケラを一つでも食べられたとき、『たったの一かけでしょ』と言うのか、『すごい!食べられたね』と褒めてあげるのかで、ピーマン嫌いを克服できるかどうかが変わってきますよね。褒めてあげれば、自信がついて克服できるかもしれません。小さなことでも、成功体験を得ること、そしてそれを周りが褒めてあげて、自分でも『できた』と認めること。それによって前進できるんです」
――つい、できない理由を探してしまうけれど、できた喜びを増やしていくことが大事なのですね。
「そうです! “できない理由”を探す癖がつくと、人生がつまらなくなります。
実は私でもストレッチはさぼりたくなってしまうんです(笑)。プールは行ってしまえば楽しく練習ができるのですが、寝る前のストレッチは、やったからといって結果が数字にあらわれるわけではなく、しなくても誰にも批判されません。出張先のホテルが狭いからできないなー、今日はもう時間がないし……と、できない理由を探そうと思えば探せるけれど、ストレッチをするのとしないのとでは、眠りの質も、翌朝の疲れのとれ具合も明らかに違うので、やるんです。
できるためにどうすればいいかを考え、面倒と思ってもドラマを見る時間は開脚をする時間など、普段の生活に紐づけて、“ながら”でも習慣化できるようにしていますね」
▶人生は50歳から!と断言する理由は
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