「低倍率で娘に合う学校」が入学時には別の学校になる!?【中受志望校選び】想定外の変化をどう乗り越えるのか

2026.10.29 LIFE

消去法で志望校を考えるのは辞めた? 娘の逞しさや直感を信じて腹をくくった5年生の秋

 

郁さんの娘・Aちゃんは、真面目に勉強に取り組んでいるものの、要領がよいタイプではないそうです。他の受験生も本腰を入れ始める小学5年生の秋、なかなか偏差値が上がらないといいます。

 

そんな様子を見て、夫の正雄さんは「今の勉強時間で受け入れてくれる学校がないなら、無理はさせたくない。公立でもいいだろう。のびのび育ってほしい」と話すようになったそうです。

 

「もちろん、公立中学校が娘に合う環境なら構わないんです。ただ、近隣の中学校は少し落ち着かない雰囲気があると聞いています。保育園時代の知り合いで、いじめがきっかけで不登校になったお子さんもいて。生徒数の多い学校でもあるので、少し不安なんです」

 

現在は、通学時間の条件を「電車で1時間以内」に広げ、成績による序列にとらわれない教育方針の共学校や、美術教育に力を入れる女子校などを見学しているそうです。

 

「先日、朝のラッシュ時に、乗り換えは1回だけれど50分ほどかかる学校まで、娘と実際に行ってみたんです。幼稚園のころは人混みが苦手だったのに、ちゃんとつり革につかまって立っていました。たくましくなったなあと思いました」

 

受験本番まで、あと1年と少し。

 

これまでは「あの学校は遠すぎる」「あの学校は改革されそう」「こちらは偏差値が届かない」と、消去法で志望校を考えがちだった郁さん。

 

しかし、娘の成長を目の当たりにし、「もう少し、娘自身の直感を信じてみてもいいのかもしれません」と考えるようになったそうです。今は親子で、早寝早起きの練習を始めています。

 

 

◀◀この記事の前編:「先生も校風も良いのに倍率は低い」中学受験で伴走中の母が娘に勧めたかった母校で、“まさかの大改革”

 

※本作は取材に基づいたストーリーですが、プライバシーの観点から、個人が特定されないよう随時事実内容に脚色を加えています。

1 2 3 4

この記事は

スポンサーリンク