【40代編集長の婚活記#159】40代独女、婚活デートを「キャンセル」されて
「お詫びします」ってナニ?
ジェントル「やっぱり僕の中に迷う気持ちがあって、クリアになりません。アサミさんを振り回してしまったことはお詫びします」
何、なに、ナニ!? このメッセージで終わりにしようと思ってる?
アサミ「お詫びなんてしないでください。気持ちがクリアにならないというのもわかります」
彼のメッセージの言葉を、自分なりに受け止めたつもりだった。
アサミ「メッセージでは伝えきれないので、もう一度会って話しませんか?」
メッセージだけじゃ、やっぱり上手く伝わらない。彼の本心もわからない。だって、この間会ったときは、あんなにベタベタしてくれたでしょ?
イヤな予感しかしない電話
ジェントルさんから電話がかかってきた。
やだなぁ……。もうイヤな予感しかしないもん。電話じゃなくて会って話したい。けれど、話さないことには進まない。しぶしぶ電話に出た。
アサミ「もしもし」
ジェントル「もしもし、ジェントルです」
なんかもう、声であきらかにテンション低いのがわかる。体調悪いのかもしれないけど……。
あーぁ、また私フラれるの? 最初は彼からアプローチしてきてくれたのに、結局また去っていくの? そういう人じゃないと慎重に見極めて付き合ったつもりなんだけどな。
いや、まだ挽回の余地はある!
つとめて明るく、前向きに!
ジェントル「本当に申し訳ない。僕はいま、やっぱり恋愛をしているときじゃないんです」
アサミ「はい……。それはわかりました。ただ、私が好きでいちゃ、迷惑ですか?」
メッセージで書いたストレートな言葉を、今度は口に出して言ってみた。
ジェントル「迷惑じゃありません」
アサミ「じゃ、いいじゃないですか」
なるべくやさしいトーンで話す。
ジェントル「そうじゃないんです。これ以上、アサミさんを振り回すわけにはいかないんです」
アサミ「振り回されてるなんて、思ってないです。大丈夫。私はジェントルさんに出会えて幸せです」
つとめて彼を責めないようにした。明るく、前向きに。
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