「だましこむ」ではありません!「誑し込む」の読み方、知っていますか?

耳にしたことのある言葉であっても、漢字で書かれると途端に読めなくなることがあります。似たような読み方や表現もたくさんありますから、読み間違えてしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

「誑し込む」の読み方、知っていますか?

「だましこむ」と読みたいところですが、それは間違い。「だます」は漢字で「騙す」と書き、「誑」とは別の漢字です。「誑」は「言葉で狂わせる」という字の形をしています。

「誑し込む」の意味は、

だまして自分の思うようにする。
甘い言葉や色仕掛けでうまくだます。

引用元:小学館 デジタル大辞泉/三省堂 大辞林第三版

です。

「甘い言葉で誑し込む(〇〇しこむ)」という例文がありますが・・・この例文で読み方が思い浮かんだ人もいるのではないでしょうか。

正解はこちらです。

「たらしこむ」です。

ちなみに「誑」を使った言葉には「誑す」「誑かす」もあります。なんと読むか分かりますか?これらもまとめて覚えてしまいましょう。

「誑す」「誑かす」は

  • 誑す :たらす
  • 誑かす:たぶらかす

と読みます。

また「誑す・誑かす」によく似た言葉に「騙す」と「欺く」があります。それぞれ意味はとてもよく似ています。

  • 誑かす
    だまして惑わす。人をあざむく。
  • 騙す
    うそを言って、本当でないことを本当であると思い込ませる。他のことに気をまぎれさせて落ち着かせる。機嫌をとってなだめる。機械などの調子をみて手加減しながらなんとか作動させる。
  • 欺く
    言葉巧みにうそを言って、相手に本当だと思わせる。言いくるめる。(「…をあざむく」の形で)…と負けずに張り合うほどである。…と紛れる。軽く扱う。ばかにする。あれこれ非難する。詩歌を吟ずる。興をそそられる。

「誑かす」に比べると、「騙す」「欺く」はだまして惑わす相手が明確な印象があります。また「騙す」に比べると、「欺く」は書き言葉として用いられることが多いです。

ただ・・・どれも決していい意味ではありません。「誑し込む」という表現を使う機会に恵まれないことを願います。

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