
風邪に負けない体に! 「免疫力をアップ」する3つの方法
お正月も終わり、そろそろ本格的にエンジンをかけていきたいところです!でも、「ちょっとひいた風邪が長引いて、スッキリ治らない。そのうえ、肌荒れや吹き出物も……。」なんてことは、ありませんか?もしかすると、免疫力が落ちているのかもしれません。そんなあなたに、免疫力をアップさせる3つの方法を『免疫力がみるみるアップする100のコツ決定版』からご紹介します。
そもそも免疫力って何?
よく聞く免疫力とは、いったい何なのでしょうか?免疫力とは、体を病気から守る働きや仕組みの強さのことを指します。この免疫力が弱まると、感染症やガンにかかりやすく、アトピーなどの各種アレルギーや生活習慣病、不眠といったことにもつながります。
吉澤クリニック院長・医学博士の吉澤伸二先生によると、私たちの体内で免疫力をつかさどっているのは、血液中に含まれる白血球であり、それはリンパ球・マクロファージ・顆粒球の3種類に分かれているといいます。これらの白血球には、さらにさまざまな免疫細胞が含まれていて、「外的を発見する」「その情報を伝達する」「外的への攻撃命令を出す」「外的を攻撃する」といった異なる役割を持ちつつ、複雑に組み合わさり連携しつつ働いています。
しかし、免疫力には弱点があります。それは「ストレスに非常に弱い」ということです。精神的・身体的ストレスを体が感じると、免疫力は一気に低下し、その結果、外敵から体を守ることができなくなってしまうのです。
免疫力低下の原因「ストレス」 その耐性をチェック!
札幌明和病院院長の井出雅弘先生によると、心身に強いストレスがかかると、自律神経の働きに乱れが生じ、それが原因となって免疫力が低下するといいます。ただし、ストレスによっては対応の仕方で良いものにもなります。プレッシャーがよく働くか、悪く働くか……。こうしたストレスへの対応力を、ストレス耐性(力)といいます。
ストレス耐性は、個々によって差があり、生活環境の変化なども関係します。ストレス耐性チェックで、定期的にチェックするとよいでしょう。
ストレス耐性力チェック・テスト
・冷静な判断をする
・ほがらかである
・思ったことを表現できる
・いつも楽しい気分でいられる
・ものごとを前向きに考える
・動くことが好き
・他人の長所を認めることができる
・融通がきく
・メールなどの返事をすぐ書く
・のんきである
・事実を確かめずにいられない
・周囲に気をつかう
・人やものに感謝できる
・友人が多い
・熱中できる趣味がある
いかがでしたか?以下の項目への該当が少ない方は、ストレスに弱いといえるのかもしれません。しかし、ストレス耐性が弱くても、落胆する必要はありません。前向きな心がけとともに、不眠や疲労といったストレス耐性を弱める原因をとり除いていけばよいといえます。
次に、自律神経を整えて、免疫力を高めるための、3つの方法をご紹介します。
1 抗酸化食品をとる
水嶋クリニック院長の水嶋丈雄先生によると、不規則な生活やストレスで自律神経の働きが乱れると、免疫が作られなくなり、体を老化させ、さまざまな病気をまねく活性酸素が急激に増えるといいます。
この活性酸素を消去する作用を持つ食品を、抗酸化食品といい、ワイン・緑茶・ココア・りんご・バナナ・トマトなどがその代表例です。
2 きのこ類をとる
近年、きのこ類に含まれているβ-グルカンという多糖類が注目を浴びています。それは、免疫細胞のマクロファージやNK細胞の機能を活発にし、免疫機能を正常にする働きがあるといいます。
やまぶしたけ・しいたけ・はたけしめじ・アガリクス・はなびらたけ、えのきなどがあります。
3 腸内環境を整える
腸内の善玉菌が増えると、免疫力が向上することが明らかになっています。
ヨーグルト・納豆などの発酵食品、オクラ・もずくなどのぬるぬる食品、こんにゃくなどの食物繊維の多い食品などがあります。
いかがでしたか? 免疫力を高めるには、体と心へ働きかけるちょっとした工夫が大切です。なんとなく続く不調をそのままにしないで、免疫力をアップ!パワフルに寒い冬を乗り越えていきたいですね。
参考資料・『免疫力がみるみるアップする100のコツ決定版』(主婦の友社)
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