【40代編集長の婚活記#180】ストイックな筋肉男子と、一緒に暮らせますか?

2020.01.15 LOVE

聞いてなかったことをごまかす(笑)

『40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活: 婚活して初めて気づいた、人生において大切な17のこと』

ヘアメイク「美味しいでしょ、ここのパスタ。僕のイチ押しのイタリアンなの」

アサミ「はい、美味しいです!」

あぁ、よかった。ヘアメイクさんがよろこんでる。

ジム「話が逸れてるって」

サッと話を元に戻すジムさん。なにげにせっかちなタイプ? もうちょっとヘアメイクさんから料理の話を聞きたかったのに。

ヘアメイク「あ、ごめんなさい。ヤダ、アサミちゃん、聞いてなかったの?」

アサミ「ちょっと聞き逃してたみたいで」

ヘアメイク「もう! ジム、めんどくさいから自分でストレートに言いなさいよ」

 

何をストレートに言ってくるの?

ジム「わかったよ……」

ちょっとモジモジしているジムさん。ストレートに言う? 何を? 話が見えない。

アサミ「何でしょうか?」

ジム「あの、一緒に行ってもらいたいところがあるんです」

アサミ「私と?」

ジム「うん」

アサミ「この後、ですか?」

なるほど、今日の2軒目は二人で行きましょうってことかしら?

 

え、今夜じゃないの?

ジム「いや、日を改めて」

二人で会おうっていう、デートのお誘いってことかしら。まだ話が弾んだわけじゃないのに、早いな。やっぱり、せっかち?

次のデートは、今日が楽しいかどうかで考えたいのに。今日が楽しくなかったら、あんまり行きたくないな。

アサミ「ちなみに、いつ頃でしょうか?」

ジム「できれば早いほうがいいんで、来週とか」

え、早いな。来週の約束より、まずは今日が楽しいかどうかじゃない?

アサミ「来週ですか……ちょっと予定を見ますね」

スマホでスケジュールを確認する。夜はそんなに予定が入っていない。しかしジムさん、なんで私とまた会おうって思ったんだろう。正直、気が合うとは感じられてないんだけど。

アサミ「来週の夜は、水曜以降なら」

ジム「あ、夜じゃなくて昼から行きたいんです」

 

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