【40代編集長の婚活記#180】ストイックな筋肉男子と、一緒に暮らせますか?
聞いてなかったことをごまかす(笑)
『40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活: 婚活して初めて気づいた、人生において大切な17のこと』
ヘアメイク「美味しいでしょ、ここのパスタ。僕のイチ押しのイタリアンなの」
アサミ「はい、美味しいです!」
あぁ、よかった。ヘアメイクさんがよろこんでる。
ジム「話が逸れてるって」
サッと話を元に戻すジムさん。なにげにせっかちなタイプ? もうちょっとヘアメイクさんから料理の話を聞きたかったのに。
ヘアメイク「あ、ごめんなさい。ヤダ、アサミちゃん、聞いてなかったの?」
アサミ「ちょっと聞き逃してたみたいで」
ヘアメイク「もう! ジム、めんどくさいから自分でストレートに言いなさいよ」
何をストレートに言ってくるの?
ジム「わかったよ……」
ちょっとモジモジしているジムさん。ストレートに言う? 何を? 話が見えない。
アサミ「何でしょうか?」
ジム「あの、一緒に行ってもらいたいところがあるんです」
アサミ「私と?」
ジム「うん」
アサミ「この後、ですか?」
なるほど、今日の2軒目は二人で行きましょうってことかしら?
え、今夜じゃないの?
ジム「いや、日を改めて」
二人で会おうっていう、デートのお誘いってことかしら。まだ話が弾んだわけじゃないのに、早いな。やっぱり、せっかち?
次のデートは、今日が楽しいかどうかで考えたいのに。今日が楽しくなかったら、あんまり行きたくないな。
アサミ「ちなみに、いつ頃でしょうか?」
ジム「できれば早いほうがいいんで、来週とか」
え、早いな。来週の約束より、まずは今日が楽しいかどうかじゃない?
アサミ「来週ですか……ちょっと予定を見ますね」
スマホでスケジュールを確認する。夜はそんなに予定が入っていない。しかしジムさん、なんで私とまた会おうって思ったんだろう。正直、気が合うとは感じられてないんだけど。
アサミ「来週の夜は、水曜以降なら」
ジム「あ、夜じゃなくて昼から行きたいんです」
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