お花はNG⁉ いまさら聞けない「お見舞い」マナー新常識

40代になると、知人や親戚、会社の上司や同僚などの入院先にお見舞いへ行く機会もでてきます。お見舞いは、大人としてのマナーが問われる場面でもあります。

そして昔からお見舞いの常識だと思い込んでいたことが、時を経て、実は非常識になっていることもあるのです! 大人として知っておきたい「お見舞い」のマナー新常識を学んでいきましょう。

 

お見舞いで大切な「3つの基本」

1.相手の都合を聞いてから

お見舞いできるかどうか、まず相手の状況を確認します。家族に連絡するか、場合によっては本人にメールで聞いても。

2.行くときは少人数で

大勢で行くと長居したり、声が大きくなったりしがちです。同室の患者さんの迷惑にもなるので、多くても3人以内で行きます。

3.短時間で切り上げる

病人にとって見舞い客の対応は疲れるもの。親しい友人でも20分程度で切り上げるように心がけましょう。

『50代からの冠婚葬祭きちんとマナー 』(主婦の友社)より

お見舞いでよろこばれるのは「現金」です

現金では失礼? と思いがちですが、受けとる側にしてみれば入院費も医療費もかさむときだけに、現金がいちばんありがたい御見舞といえるでしょう。商品券は使える場が限られるので、「迷ったら現金」。年長者でも、失礼には当たりません。

『50代からの冠婚葬祭きちんとマナー 』(主婦の友社)より

 

病気見舞いの「金額の目安」は?

知人やご近所、会社関係の人:5,000円程度

親しい友人:5,000~1万円

親やきょうだい:2~3万円

『50代からの冠婚葬祭きちんとマナー 』(主婦の友社)より

 

お見舞い金を包む「水引き、表書き」は?

現金を包む場合、赤白の祝儀袋(結びきり)に入れるのが正式です。「病気なのに?」とか、相手の受け止め方が気になるなら、左端にアカが入っただけの袋に入れるといいでしょう。

基本の表書き:「御見舞」

目上の人への表書き:「御伺」

『50代からの冠婚葬祭きちんとマナー 』(主婦の友社)より

 

入院の連絡を受けたときチェックしたい5つのポイント

入院のお見舞いに行く前に、まずは以下のポイントをチェックしておきましょう。入院しているかたとの連絡が取りやすくなった最近では、アポイントなしで行くのはマナー上であまりよくないと考えられています。

1.入院している病院の名前

入院の知らせに気が動転してしまい、うっかり聞き忘れてしまうことも。病院の名前はもちろん、何科のどこの病棟に入院しているのか、できれば電話番号なども聞き、きちんとメモしておきます。

2.現在の病人の様子

お見舞いに行って喜んでくれる状態なのかどうか。がんなどの場合は本人が告知されているのかどうかも確認しておきます。家族も動揺しているはずなので、言葉を選んで。

3.手術の予定がある場合はいつ?

手術前後は最低3日間はお見舞いは避けたいものです。手術の予定があるなら日程の確認を。お見舞いの手紙を送る場合でも、予定がわかれば、より心の届く文面を考えられます。

4.面会時間や食事時間は?

面会時間以外のお見舞いは避けるのは当然ですが、食事時間にもあたらないように配慮しましょう。リハビリをしている場合などは、時間帯などを聞いておくといいですね。

5.禁止されているお見舞いの品

最近では生花の持ち込みを禁止している病院もふえています。本人に食事制限があったり、カロリーコントロールをしている場合もあるので食べ物も注意。御見舞品を選ぶ前に確認をし、わからなければ、花や食べ物は避けましょう。

『50代からの冠婚葬祭きちんとマナー 』(主婦の友社)より

 

経験者に聞いた、もらってよかったお見舞品

そのほか、現金以外にも相手によってよろこばれる品があります。実際に入院した経験や、お見舞いに持っていってよろこばれた経験を、OTONA SALONE編集部が取材しました。

■QUOカードやアマゾンカード

「長い入院だと、コンビニでちょっとしたものを買うのが唯一の楽しみに。お見舞いでもらったQUOカードはうれしかったです」(44歳・女性)

「入院中に何かと足りないものをアマゾンで購入していたので、アマゾンカードは助かりました」(45歳・男性)

コンビニが併設されている病院で、なおかつ入院しているかたがコンビニまでは行ける場合は、だいたいのコンビニで使えるQUOカードはよろこばれるようです。買い物に行けなかったりする場合で、スマホなどでネット通販ができるかたの場合はアマゾンカードもうれしいとの声がありました。

 

■日用品

「お見舞いに行く前に、何かほしいものがある? と聞いたらパンツをリクエストされました。一人暮らしで家族が頻繁に来れない人はうれしいみたい」(38歳・女性)

「ボックスティッシュやハンドクリームが助かりました。家族が遠くに住んでいて買ってくれる人がいなかったので」 (40歳・男性)

「消臭剤。病院が大部屋だったりすると、意外と臭かったりしたので……」(43歳・女性)

入院している人が独身だったり、家族が遠方に住んでいるたりする場合、ちょっとした日用品をお見舞いに持ってきてもらうとよろこばれるようです。とはいえ、すでに準備があったり不要なものを持っていっても迷惑になるかもしれないので、リクエストを聞いてから差し入れたいですね。

 

実は……ちょっと困ったお見舞い品

お見舞いの定番だと思われている品が、実はNGだったり、相手が困ったりすることもあるようです。実際のエピソードを紹介しましょう。

■生花

「知人がお見舞いに生花を持ってきてくれたけれど、病院の受付で止められたそうです」(40歳・男性)

最近は、生花の持ち込みを禁止している病院がふえています。手術直後など体の弱っている患者さんが、花や花瓶の水に存在する緑膿菌などが原因で感染症にかかる恐れがあるためです。

 

■スイーツ

「人気のスイーツをいただいたけれど、入院中は食事制限があったので食べられませんでした」(36歳・女性)

「食事制限はなかったけれど、大量のフルーツゼリーをもらって……。賞味期限までに食べきれないし、保存する冷蔵庫もないし。結局捨てることに」(41歳・女性)

昔はフルーツやスイーツはお見舞いの定番のイメージがありましたが、入院中のかたに食事制限があったり、カロリーコントロールがあったりすることも少なくありません。行く前に確認をしたほうがベター。わからなければ避けましょう。

 

■大量の本や雑誌

「2~3冊くらいまでなら入院中の退屈しのぎにうれしかったのですが、10冊以上になると気持ちはうれしいのですが、置き場所に困ったり、退院するとき持ち帰るのに大変でした」(37歳・女性)

困ってしまうのは量の問題。特に退院するときに付き添いのかたがいなそうな一人暮らしの場合、重い荷物を持ち帰るのも大変だし、宅急便で送るのも手間だったりします。相手の状況をみて、本や雑誌を持っていくときも量を考えたいものです。

 

40代以降になると、20、30代とはちがったマナー対応が求めれます。常識だと思っていたことが、実は非常識になっていることも少なくありませんし、20.30代なら許されても、40代以降ではちょっとマナー違反に思われることもあります。改めて、大人のきちんとしたマナーを身につけておきたいものですね。

 

【大人が知っておきたい! 様々なシーンのマナー新常識を掲載した一冊】

『50代からの冠婚葬祭きちんとマナー 』(主婦の友生活シリーズ ゆうゆうLife)
編/主婦の友社 監修/岩下 宣子:現代礼法研究所主宰。NPOマナー教育サポート協会理事長。
マナーに関する研修・講演などを行う。『読むだけで心ときめく美人のことば練習帖』(三笠書房)など。
780円+税: 84ページ
出版社: 主婦の友社
ISBN-10: 4074199343 ISBN-13: 978-4074199341

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