【40代編集長の婚活記#201】50歳の医師は、婚活女性のアレを見てる⁉
「いいんです」と言われても!
そう言いながら財布からお金を出そうとした。
レンズ「いいんです。人前ですから、しまってください」
アサミ「でも、お支払いいただくのは恐縮です」
レンズ「本当にいいんです」
人通りがあるゴルフ練習場のロビー。これ以上、払う払わないのやりとりしていたらむしろ失礼なのかもしれない。
アサミ「それではお言葉に甘えて……。ありがとうございます」
初対面で車には乗らない
レンズ「ここまでどうやっていらっしゃったのですか?」
アサミ「電車と徒歩です」
レンズ「僕は車なので、送りましょうか。ゴルフバッグもありますから」
ありがたいお申し出だったけれど、今日、会ったばかりの男性の車に2人だけで乗るのはちょっと気がひける。車は動く密室みたいなもの。
アサミ「いえ、大丈夫です。いつも電車移動ですから! お心遣いありがとうございます」
丁重にお断りして家路へとついた。断ったこと、印象悪くなかっただろうか。ま、そう取られたらそれでもいいけど。
レンズさんと別れてすぐに
電車で移動する途中、レンズさんに御礼を伝えようと思いスマホを手にした。すると、レンズさんのほうから先にメッセージが送られていた。早っ!
レンズ「今日はゴルフ練習にお付き合いいただきありがとうございました。楽しかったです。アサミさんの性格もなんとなくうかがい知れてよかったです」
よかったって、文字通りに捉えていいのかしら。
アサミ「こちらこそ、私も久しぶりのゴルフだったので楽しかったです。お支払いいただいてしまって恐縮です。ありがとうございました。性格……大雑把っていうことですよね(苦笑)」
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