「かくり」ではありませんよ!「確り」の読み方、知っていますか?

2020.06.26 QUIZ

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題していきます。

本記事で紹介する言葉は、一般的にはひらがなで表記されている言葉です。よく耳にしている言葉のはずですが…「確り」の読み方、知っていますか?

「確り」の読み方は?

「確り」の「確」は「確認」や「正確」など、身近な言葉に用いられている漢字ですが、「かくり」と読むのは間違いです。

また「確り」は「聢り」と表すこともできますが、「聢」は日常生活であまり馴染みのない漢字なので、読み方のヒントにはなりませんね…。

ですが、「確り・聢り」の意味を知ると、その読み方が思い浮かぶかもしれません。

1 物事の基礎や構成が堅固で安定しているさま。
㋐かたく強いさま。
㋑確かでゆるがないさま。
2 考えや人柄などが堅実で信用できるさま。
3 気持ちを引き締めて確実にするさま。
4 身心が健全であるさま。また、意識がはっきりしているさま。
5 十分であるさま。たくさん。皮肉をこめていうこともある。
6 相場が上昇傾向にあるさま。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

例文には「ロープを確りと結ぶ」「確りとした意見の持ち主」などが挙げられます。「もしかして…」と、読み方が思い浮かんだ人もいるのでは?

正解は…

「しっかり」です。

現代ではひらがなで表記されることが一般的ですが、「しっかり」は漢字で「確り・聢り」と表すことができます。なお“考え方が堅実で意志が強い人”を表す「しっかり者」は「確り者」と書けます。

当てられた漢字の意味を見ると、「確」は

①たしか。まちがいがない。たしかめる。

②かたい。しっかりしている。

出典元:確|漢字一字|漢字ペディア

“耳で定かにきくこと”を表す「聢」は

しかと。たしかに。まちがいなく。

出典元:聢|漢字一字|漢字ペディア

の意味があります。

日常生活で「確り」や「聢り」を見かける機会はほとんどありませんが、当てられた漢字の意味を知ると「しっかり」の意味がより「確り・聢り」と感じられますね。

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