【40代編集長の婚活記#213】終わりの予感! 50代眼科医から指摘されたこと
何の用だろう?
さっきまで会っていたのに、なんだろう? 忘れ物でもあったかしら? 急ぎの用事? まさか、次のデートのお誘い!? そういえばレンズさんはわりとすぐ次のデートの予定を提案してくるほうだった。
4回目デートかぁ。
レンズさんとは時間や当たり前と思う感覚が違うと思ったけれど、誘われたら行ってもいいかな。いま他にデートしている男性もいないし。美味しいものを一緒に食べる友達的な……。根拠もないのに謎のポジティブシンキング。
電話をしてきたのは4回目のお誘い?
アサミ「こんばんは。先ほどはありがとうございました」
レンズ「こちらこそ」
アサミ「どうなさいましたか?」
もうレンズさんとはもう潮時かなと思っていた気持ちを、みじんも感じさせないフランクなテンションで尋ねた。
レンズ「もうご自宅ですか?」
4回目デート、じゃないな
アサミ「はい、さっき着いたばかりです。レンズさんは?」
レンズ「僕も家です」
アサミ「何か、お忘れ物ですか?」
レンズ「いえ、そうじゃありませんが……」
少し、間があいた。言いにくいことなのだろう。ポジティブシンキングは大外れ。さすがに4回目デートの誘いではないことは察知した。
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