【40代編集長の婚活記#213】終わりの予感! 50代眼科医から指摘されたこと

2020.09.02 LOVE

何の用だろう?

さっきまで会っていたのに、なんだろう? 忘れ物でもあったかしら? 急ぎの用事? まさか、次のデートのお誘い!? そういえばレンズさんはわりとすぐ次のデートの予定を提案してくるほうだった。

4回目デートかぁ。

レンズさんとは時間や当たり前と思う感覚が違うと思ったけれど、誘われたら行ってもいいかな。いま他にデートしている男性もいないし。美味しいものを一緒に食べる友達的な……。根拠もないのに謎のポジティブシンキング。

 

電話をしてきたのは4回目のお誘い?

アサミ「こんばんは。先ほどはありがとうございました」

レンズ「こちらこそ」

アサミ「どうなさいましたか?」

もうレンズさんとはもう潮時かなと思っていた気持ちを、みじんも感じさせないフランクなテンションで尋ねた。

レンズ「もうご自宅ですか?」

 

4回目デート、じゃないな

アサミ「はい、さっき着いたばかりです。レンズさんは?」

レンズ「僕も家です」

アサミ「何か、お忘れ物ですか?」

レンズ「いえ、そうじゃありませんが……」

少し、間があいた。言いにくいことなのだろう。ポジティブシンキングは大外れ。さすがに4回目デートの誘いではないことは察知した。

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