【動物漢字】「きうさぎ」ではありません!「木兎」は何と読む?

2020.11.12 QUIZ

普段はカタカナやひらがなで表記されることが多い動物の名前。実は漢字の表記もあるのだけれど、目にする機会が少ないだけに「何の動物?」となってしまうこともありますよね。

そこで本記事では、あの動物って漢字だとそう書くんだ!となる動物のクイズを出題します。

「木兎」は何と読むでしょうか?

「きうさぎ」とは読みません。

この動物は、木にいるウサギのような「鳥」です。

ウサギといえば長い耳が特徴ですよね。

この鳥には、ウサギの耳のように見える羽があるのです。

ピンときましたか?

正解はこちらです。

「ミミズク」です。

「木菟」とも書きますが、「菟」という字もウサギを意味します。

ミミズクにはウサギの耳のような形をした羽角(うかく)と呼ばれる飾り羽があります。

ミミズクは古くは「ツク」や「ズク」と呼ばれており、羽角を表す「ツク(角耳)」「ツケ(角毛)」が語源と言われています。

やがて「ツク」に「耳」を意味する「ミミ」が付いて、「ミミズク」と呼ばれるようになりました。

「木兎」や「木菟」と書いて「ツク」と読んだため、「ミミ(耳)」を足して「耳木兎」「耳木菟」と書くこともあります。

ちなみに、ミミズクとフクロウはよく似ていますが、ミミズクはフクロウの一種です。

フクロウのなかで、このウサギのような耳があるものをミミズクと呼びます。

参考:語源由来辞典

 

では次も、「兎」が使われている動物の漢字です。

「兎馬」は何と読むでしょうか?

「ウサギウマ」と読めますね。「ウサギウマ」はこの動物の別名です。

では、「ウサギウマ」とは何の動物のことでしょうか?

ウサギと言えば、やっぱり長い耳が特徴ですよね。

長い耳を持った馬といえば、どんな動物でしょうか。

正解はこちらです。

「ロバ」です。

ロバはウマとよく似ていますが、ウマよりも小柄で、耳が大きいことが特徴です。

ピンと立った長くて大きな耳がウサギのように見えることから、ロバには「ウサギウマ」という別名があるのです。

また、「驢馬(ロバ)」と表記することもあります。

ロバはウマ科の中で最も小型ですが、粗食に耐えることから古代より家畜として重宝されてきました。

そのなかで、ロバとウマを掛け合わせた交雑種の家畜がいます。

雄のロバと雌のウマの間に生まれる動物が「ラバ」、雄のウマと雌のロバから生まれる動物が「ケッテイ」と呼ばれます。

親となる動物が入れ替わると、名前が変わるのですね。名前だけでなく、ラバとケッテイとでは体の大きさや性質も変わります。

ラバのほうが育てるのが容易で、ロバの丈夫さとウマの力強さを受け継ぐことから、より広く飼育されてきました。

ちなみに漢字だと、ラバは「騾馬」、ケッテイは「駃騠」です。

参考:語源由来辞典

スポンサーリンク