その美容ドリンク、飲んじゃダメ!医師が驚愕した「中身」とは?

こんにちは。「予防医療」のスペシャリストで、医師の桐村里紗です。

内側からのスペシャルケアとして、1本が500円から1000円を超える、場合によっては数千円という高級美容ドリンクに投資する女性が増えているようです。

裏の原材料表示をみてみると、美容成分うんぬんに関わらず、「これが入っているのに美容とか健康とかいっていいの!?」というものも多くあります。

【ネオヘルスケアドクターLISAの「50歳になる前にやめる100のこと」#52】

 

オススメされたけど…成分を見てびっくり、美容ドリンクの原材料

先日、高級デパートのナチュラル・オーガニックコーナーを眺めていたら、販売員さんに美容ドリンクを勧められました。

 

1本1000円弱のものと、1500円程度のもの。

 

そんじょそこらのドラッグストアには並んでいない、高級美容ドリンクの類です。

 

 

「プラセンタの含有量と吸収率がすごいんですよ〜」
「こちらは高濃度の低分子コラーゲンや高麗人参にローヤルゼリーも入って、即効性ですよ〜」
とのこと。

 

「そうなんですね〜」とマスクの中で笑顔で呟きつつ、裏の原材料表示をみてみましたら、その1番目に「果糖ブドウ糖液糖」の文字が!

 

これぞ、老化とおデブの元とも言える甘味料ではありませんか!

 

その内容、わかっていて売っているのかしら……

原材料表示は、含まれる量が多い順に並んでいますので、一番多い成分が、「果糖ブドウ糖液糖」ということ。

 

(ゲゲ!これで「美容」「健康」って言ってこの値段つけるんかい!?)
と驚愕しつつ、

 

「甘みは、果糖ブドウ糖液糖なんですね〜?」と聞いてみたら、

 

「甘みがあるから、クセがある成分が入っていてもとっても飲みやすいですよ〜」と、販売員さんは全く意に介さぬ様子。

 

高級デパートの販売員さんが知らないのはまずいのでは?

 

どんな買い物でも習慣化したい「原材料表示」の確認

でも、もっとまずいのは、それを平気で甘味料として使用して、「美容」「健康」を謳って販売している企業姿勢ではないかと思います。

 

まぁ、こんな裏が多いのが、日本の美容健康業界でございます。

 

ドリンクだけでなく、美容や健康に良いっぽい成分が入っていながら、いらない成分が時にはわんさか入っていることも。

 

安価な商品にはとても多いですが、高級ラインまでとは、とても残念ですが。

 

是非、購入する前に、パッケージの裏をしっかりチェックするという習慣をつけておかれることをお勧めします。

 

身近な清涼飲料水にも含まれている!ヤバい糖類

果糖ブドウ糖液糖、これは、加工食品にしばしば含まれるとうもろこしなど由来の天然の高カロリー甘味料です。

 

清涼飲料水、お菓子、甘いヨーグルト、ドレッシングやタレ、醤油などの調味料、練り製品、肉製品、レトルト食品などかなりたくさんの加工食品に含まれています。

 

スーパーで加工食品のパッケージの裏の原材料表示を確認すると、あれもこれも!?というほど一般的に使われています。

 

肥満や生活習慣病リスクを上げるその弊害って

実は、これ、日本で開発された安価な甘味料で、アメリカにも広がったものですが、肥満や生活習慣病のリスクを大いにあげるということで、アメリカでは問題となり使用の制限が広がっています。

 

砂糖よりも価格がやすいために、加工食品の甘味料としてよく使われてきた歴史があります。

 

でも、日本では、安い加工食品に使われているだけではなく、こんな風に「高級美容ドリンク」にも使われているのですから、意識の格差がすごいと驚くばかりです。

 

覚えておいて!「異性化糖」には3つの表記があります

総合すると、「異性化糖」と呼ばれる甘味料に分類されます。

 

異性化糖とは、主にトウモロコシから作られる高果糖のコーンシロップのこと。

 

含まれる果糖が50%未満のものは「ブドウ糖果糖液糖」
50%以上90%未満のものは「果糖ブドウ糖液糖」
90%以上のものは「高果糖液糖」
と呼ばれています。

 

イメージのいい果糖だが、決して「良い糖分」ではない

血糖値の原料となるのは、ブドウ糖です。

 

一方で、果糖は、名前のイメージから、「果物に含まれる良い糖分」と思われがちですが、実は違います。

 

果物には果糖も含まれますが、甘味料と比べると少量ですし、その他の糖類や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素の働きによって、その作用は緩和されます。

 

果糖を高濃度に含むこの甘味料は、果糖の害が出やすいリスキーな甘味料です。

 

果糖は極めて太りやすいんです

果糖は、ブドウ糖のようにエネルギーとして利用されることなく、そのまま吸収されて血液に入り、ほとんどが肝臓で代謝され、中性脂肪に転換され、余分が、肝脂肪、内臓脂肪として蓄積されます。

 

エネルギーにならない分、ブドウ糖よりも果糖の方が、満腹感も得づらく、食欲を増してしまうことになります。

 

果糖を含む甘味料を日常的にとっていると、脂肪が増え、体重が増加する上に、脂質異常症や高血圧や糖尿病など生活習慣病のリスクをあげてしまいます。

 

さらに、老化の原因とされる糖化もしやすいため、美容には大敵なのです。

 

同様に、砂糖も身体に悪影響が。表示をチェックしてください

ちなみに、体に悪い代表格とも言える砂糖はといえば、ブドウ糖と果糖がくっついたもの。

ですから、砂糖も同じく、避けたい甘味料です。

 

原材料を見て、砂糖が入っていないものでも、異性化糖が含まれていたら、「あらら、残念」と思いながら、棚に戻すことをお勧めしますよ。

 

このほか、ゼロカロリーも油断できない

因みに、「砂糖不使用」「ゼロカロリー」と表示がある際にも、人工甘味料として、アスパルテームLフェニルアラニン、アセスルファムK、スクラロース、ネオテームなどが含まれていることが多いと思います。

 

これらに害があるかないかは、研究者の間でも意見が分かれて議論されていますが、血糖値の上昇がなくても食欲が増したり、腸内環境をアンバランスにする可能性などが指摘されています。

 

糖尿病患者さんの指導でも、「ゼロカロリー飲料を飲むことで余計に食欲が増して太ってしまった」という声はよくあります。

 

ですから、私自身は、人工甘味料も避けるようにしています。

 

じゃあ、「この甘味料なら安心」なものは何なの?

となると、選べるものがとても少ない!

 

でも、本当に「美容」と「健康」に配慮された商品であれば、腸内環境を改善しながらも血糖値を上げないオリゴ糖や、血糖値を上げない天然甘味料である羅漢果糖、ステビア、また、エリスリトールやキシリトールなどの糖類が使われています。

 

美容成分や健康成分が如何に入っているかだけでなく、如何に害がある糖類が含まれていないかもしっかりチェックしてくださいね。

 

せっかく投資したお高い美容ドリンクで老化してしまったら、悲劇ですから!

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この記事を書いたのは
内科医・認定産業医 桐村里紗

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