【40代編集長の婚活記#31】婚活中の年上男性には「秘密」がある?
44歳・独身・結婚歴ナシ。「一生独身だろう」と思って着々とその準備をしてきたOTONA SALONE編集長・アサミだったが、1回くらいやってみるかと婚活をスタート。2人の男性とデートをするがうまくいかず。そして3人目の相手、婚活パーティで出会ったホワイトさん(たぶん50代)とデート。話をしているうちに家族、そして息子がいることが発覚して……。ホワイトさんはまさかの既婚者なのか!? これは40代独女のリアル婚活ドキュメントである。
息子とゴルフって、どういうコト?
アサミ「年末年始のハワイはゴルフなさったんですか?」
ホワイト「もちろん。気持ちよかったよ」
アサミ「お友達とですか?」
ホワイト「いや、家族。息子とゴルフだよ」
え、どういうこと? 家族がいる? 息子がいる? しかも家族と、息子とゴルフ? ホワイトさん、結婚してるの? こちとらゲス不倫をするつもりはサラサラない。……いや、待てよ。バツイチってことか。50代で婚活してるなら、だいたいそうよね。
ホワイトさん、既婚者なんですか?
バツイチがどうかって聞いてもいいよね? だって婚活なんだから。
アサミ「息子さん、いらっしゃるんですか?」
ホワイト「ああ、2人ね。25歳と20歳」
2人も!? 50代後半っぽいしな……不思議じゃないか。でもバツイチとは言わないホワイトさん。奥さんもいるってコト?
アサミ「あの、奥様は……?」
ホワイト「もちろん離婚してるよ。そうじゃなきゃ、婚活パーティには行かないよ(笑)」
ホッとした……。そうよね! 参加した婚活パーティは身元をちゃんと確認するようなところだったものね。既婚者のワケないか。身元確認しないところだとときどき既婚者が紛れてるって噂を聞いたことがあったけど。
余計な心配しちゃった。それによく考えたら40、50代で婚活してる場合、バツイチだったり子供がいたりするほうが多いのかもしれない。私のようにノーバツのほうが……(苦笑)。
ホワイトさんから質問される
パーティのときもお酒をグイグイ飲んでいたホワイトさん。今日は焼酎をグイグイ飲んでいる。でも、顔にはまったく出なくて、顔色はずっと白いまま。強いなぁ。そんなことを思いながら食事をしつつ飲んでいたら、今度はホワイトさんが聞いてきた。
ホワイト「アサミさん、結婚歴は? バツイチ?」
アサミ「いえ、ノーバツです。ずっと独身です」
ホワイト「そうなんだ、なんでまた? いろいろ言い寄られるでしょう」
アサミ「いえいえ、そんなことないからの現状です」
ホワイト「未婚の女性だと、結婚歴のある男は圏外?」
アサミ「それは気にしません。この世代で独身だとバツイチ多いですし」
ホワイト「年、いくつだっけ?」
アサミ「44歳です」
ホワイト「あ、そう‼ 全然見えないね! もっと若いと思った。30代かなって」
アサミ「内臓や骨は年相応の40代です。腰痛が悩みですから」
さらに言うなら、自然光で見るとだいぶ40代感があると自覚している。目のまわりの小じわと白髪が増えた。でもお店の照明ではわからないから、ディナータイムはありがたい(笑)。
若く見えても、会話はやっぱり40代
私が言った自虐的なネタを笑うでもなくサラリとかわし、ホワイトさんはさらに会話を進めてきた。
ホワイト「パーティのとき、若いのに落ち着いてるなと思ったから。年齢を聞いて合点がいったよ」
アサミ「落ち着いてましたか? そうでもないですよ」
ホワイト「あなた、仕事できるでしょ?」
そんなことをほぼ初対面のかたに言われるなんて……。そして仕事ができるわけではない(苦笑)。物忘れは激しいし、数字のことは苦手だし、難しいビジネス用語がでると思考が停止する。
アサミ「ありがとうございます。でも、仕事ができるわけでは(笑)。好きですけど」
ホワイト「会話の感じからね、機転がきくなと思ったんだよ。若いのにしっかりしてるなと」
アサミ「ありがとうございます。でも、思ってたより若くなかったですよね」
ホワイト「でも僕より全然若い。僕、55歳だから」
アサミ「ホワイトさんも、もっとお若いと思ってました。40代かなぁと」
ちょっとリップサービスをしてみる。ま、パーティのときは本当にそう思っていたら。そしてホワイトさん、55歳か。11歳年上。ここまで年上の男性とデートした経験は今までなかったな。
突っ込んだ話をしてくるホワイトさん
予約の取りにくい鍋料理の名店だけあって、運ばれてきた鶏鍋はとても美味しかった。ホワイトさんはさらにお酒がすすんでいる。ホワイト「いままで結婚しようと思ったことは全然なかったの?」
初デートのわりに突っ込んだ話を聞いてくるホワイトさん。ちょっと酔いが回っているせい? こういうのって、どう答えるのがいいのだろう。無難な答えはあるのかもしれないけど、正直に答えてみる。
アサミ「1回だけあります」
ホワイト「なんでしなかったの?」
アサミ「考えに考えて、その時は結婚じゃないなって思ったんです」
ホワイト「今は?」
アサミ「こ、婚活してるくらいですから!」
ホワイト「そう?」
だいぶ聞いてくるなぁ、ホワイトさん。それならいいよね、こっちも聞いちゃうね!
アサミ「ホワイトさんは、どうして離婚されたんですか?」
ホワイト「そういうの、気になる?」
なんだ、その質問返し。質問返しをしてくるっていうことは答えにくいからなのよね、だいたい。
ホワイトさん、まさかの告白
謎の質問返しをしてきたホワイトさんに、私も質問返しをする。
アサミ「聞いちゃダメですか?」
ホワイト「全部聞きたい?」
アサミ「何が全部ですか?」
質問の応酬が続く。ホワイトさんも55歳のオトナだけあって、なかなか手ごわい。
ホワイト「離婚した理由を全部」
アサミ「全部じゃなくていいですけど……離婚の理由がたくさんあるんですか?」
ホワイト「そうじゃなくてね」
ちょっと間があく。ホワイトさんは、視線を逸らして焼酎を一口飲んだ。ため息をつく。そして意を決したように私の目をじっと見て話し始めた。
ホワイト「実は僕ね……。“バツサン”なんだ」
バツサン!!!??? マジすか、マジすか、ホワイトさん! てっきり話の流れからバツイチだと思い込んでいた。バツイチの男性は身近にもたくさんいるので驚かないけど、バツサンですって!? さすがに驚くわ! え、どうしよう、バツサンの男性って! いや、もちろんそれだけで判断はしないけれど……。
【まさかのホワイトさんの「バツサン」告白。この後はどうする、アサミ。続きはコチラ】
#32 バツあり男性の「よくある離婚の理由」とは?【40代編集長の婚活記】
【前回はコチラ】
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