なぜ「働く女性」を選択をしたか? 原点は母の言葉にある

スポンサーリンク

国際女性デーというのをご存じだろうか? 国際女性デーは3月8日。女性が政治、社会において「平等に」参加できるように呼びかける日。1975年に国連が3月8日を国際女性デーとして定めたという。

 

母に言われた「男女平等」という言葉

個人的に「平等」という言葉で思い出されるのは、私が8歳のころに言われた母の言葉だ。

「将来は公務員になるといいよ、男女平等だから」

8歳の私は公務員という職業がどんなものかも、男女平等がどんなことかもよくわからなかった。だから母がすすめてくれたものの素直に「はい」とも「いいえ」とも言えなかった。

 

不平等を感じなかった環境

わが家は、たぶん男女平等な家庭だったと思う。

家族構成は、父・母・祖父・祖母・姉・私の6人。父も母も仕事をしていたし、父や祖父が男性だからといって特別とも感じなかった。主に台所に立つのは祖母や母だったが、2人がいないときは祖父や父が食事を作ってくれたこともある。育児に関しても、父と姉と私だけで出かけることもあったりと、父は積極的に参加していた。

ある程度の役割分担はあっても、ときには代わったりしていた。男女のどちらかが「〇〇しなきゃいけない」「〇〇すべきだ」はあまりなかった。男女が不平等とは感じない家庭環境だったと思う。

 

母が経験した平等じゃないもの

母は、正社員として働く女性だった。先の「将来は公務員になるといいよ、男女平等だから」という話をされたのは1980年のこと。日本で男女雇用機会均等法が制定された1985年より前だった。いま思えば、母は当時仕事をしているうえで、きっと男女平等じゃないことを残念に感じる経験があったのだろう。だから娘には、当時でも比較的男女平等であったであろう職業をすすめたのだと思う。

でも、平等にあった家庭環境のせいか「男女平等じゃない」という状況が、8歳の私にはわからなかった。

 

大人はみんな「働くのが当たり前」

「大人になったらみんな働くものだ」と思っていた。それは男女も、子供がいるいないも関係なく。母はほんのわずかの産休育休を取っただけですぐに職場復帰をしたらしい。幼いころから家にいるのは祖父と祖母、姉、私だった。だから、誰もがおじいちゃん・おばあちゃんになるまでは、大人は働くのが当たり前なのだと。

友達の家に遊びに行くと、ときどき昼間でも母親が家にいる家庭もあった。でも、そっちが普通じゃないと思い込んでいた。

だから私は今、働いている。母がすすめてくれた公務員ではなかったけれど、男女平等な社風の会社で働いている。これは、母の言葉から「男女平等に働くことの大切さ」を幼いなりに強く感じたからだろう。

 

機会は均等になっていても

でも、本当に男女平等になっているのだろうか。2016年「女性活躍推進法」がスタートし、出産育児後の職場復帰や再就職、非正規雇用から正規雇用へ、女性管理職の増加などを後押しする政府の方針が打ち出された。男女平等に働ける環境づくりの一環だろう。

ということは、1985年の男女雇用機会均等法によって就職の際の「機会」は均等になったのだが、30余年たった今でも、その後の働き方……育休からの職場復帰や管理職への登用などが男女平等にはなっていなかった、ということをあらわしているとも言える。

 

女性が参政権を求めて

3月8日が国際女性デーになった理由は、1904年3月8日にニューヨークで女性労働者たちが婦人参政権を求めデモを起こしたことから。当時はアメリカでさえ参政権はほぼ男性のみで、それに異を唱えた女性たちが、大規模なデモを起こしたのだ。

こうした要求がなければ、女性に今でも参政権がなかったのかもしれない。社会に対して変化を求めて立ち上がった女性たちの勇気は、本当にすばらしいことだと思う。革新、変化のための一歩目は、とてもハードルの高いことだから。

 

イタリアでは3月8日は「ミモザの日」

3月8日はミモザの日とも言われる。その由来はイタリア。1944年にイタリア女性組合という女性のための団体が誕生し、その団体のシンボルにミモザの花が採用された。ミモザは3月に咲く花で、イタリアでは元々男性から女性に感謝の気持ちを込めてミモザの花を贈る習慣があり、1946年から3月8日を「FESTA DALLA DONNA(女性の祭日)」と謳い、女性の日と定めたのだという。

 

日本での「国際女性デー」は?

日本においての国際女性デーは、いままでほとんど注目されていなかった。GoogleやFacebookなどのIT企業がアイコンを国際女性デー仕様にしたり、フラワーショップがミモザの日を店頭で謳ったりはあったものの、大きな規模で発信されるものはなかった。

「3月8日の国際女性デーを新たな日本の文化に」

このテーマを掲げて、2017年、日本でも国際女性デーを祝うイベントがスタート。「国際女性デー」を日本の新たな文化的行事として定着させ、女性が輝く社会づくりを産業化に繋げ、国力の底上げに貢献することを目的としたイベント『HAPPY WOMAN FESTA 2017』である。

 

『HAPPY WOMAN FESTA 2017』

会 場:渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区渋谷2−21−1)

会 期:2017年3月5日(日)~8日(水)

テーマ:3月8日は女性の生き方を考える日 ~イキイキワクワクを追求しよう~

内 容:「これからの女性の生き方」をテーマに「美・仕事・子供・食・健康」をキーワードとしたセミナー、ワークショップを展開。

主催:HAPPY WOMAN実行員会 詳しくは公式サイト(http://happywoman.online/

また、最終日の3月8日 21:00~は『HAPPY WOMAN FESTAアフターパティー及びHAPPY WOMAN新企画発表会』を開催。

詳しくはhttp://happywoman.online/festa/afterparty/

 

冒頭に書いたように、3月8日の「国際女性デー」は、女性が政治的、社会的に平等に参加できるよう呼びかける日。

女性が「平等に」働くことに関してはもちろんのこと、家族や健康、食についても考えたい。政治的、社会的に平等に参加するうえで、家庭環境や食、健康な体であることが大前提でもある。

国際女性デーを前に、改めていまの自分の人生の選択「働く女性」として生きることが、母の言葉に大きく影響を受けたのだと感じる。3月8日の国際女性デー、私は母に感謝の気持ちを伝えようと思う。

この記事を友達に教えたい!と思ったら、シェア!

 

この記事が面白かったら

「いいね!」してね

 

「注意する」「やめさせる」、言いにくいことを上手く伝える3つのコツ

むくみって、年々ヒドくなる気がしませんか? 30代後半から、緩やかながらも実感し始めた老化現象。それが40代に入ると一気に加速。日々退化していく自分自身を見つめなが…

40代が使うと痛い3大クチグセ「○○」「すごく」「あと」

むくみって、年々ヒドくなる気がしませんか? 30代後半から、緩やかながらも実感し始めた老化現象。それが40代に入ると一気に加速。日々退化していく自分自身を見つめなが…

アリ?それともナシ? 「LINEで会社休みます」問題について

むくみって、年々ヒドくなる気がしませんか? 30代後半から、緩やかながらも実感し始めた老化現象。それが40代に入ると一気に加速。日々退化していく自分自身を見つめなが…

育休明けママ社員のフォローで不満が爆発? 逆マタハラ問題について考える

むくみって、年々ヒドくなる気がしませんか? 30代後半から、緩やかながらも実感し始めた老化現象。それが40代に入ると一気に加速。日々退化していく自分自身を見つめなが…

40代になって「時間の使い方」を変えたら、よくなった5つのこと 

むくみって、年々ヒドくなる気がしませんか? 30代後半から、緩やかながらも実感し始めた老化現象。それが40代に入ると一気に加速。日々退化していく自分自身を見つめなが…

ドクターも25kg減!「肉」でやせるキレイになる方法とは?

「今年こそやせたい」「今年こそキレイになりたい」。新しい年を迎えて、そう決意をした人も多いのではないでしょうか。やせたい、キレイになりたいと思う女性にいま一番オススメしたいのは、なんといっても「肉」で…

大人のキレイは流行じゃない。「運命のリップ」見つけませんか?

自分らしく、キレイになりたい。40代からのオトナ世代があこがれるキレイは、誰かのマネや流行のメイクを取り入れることではなく、「自分に似合う、自分らしい美しさ」ではないでしょうか。私、OTONA SALONE編集長・…

#76 モテない40代独女、初めて婚活アプリでやりとりしてみた【40代編集長の婚活記】

モテない、恋愛に興味がない、他人と一緒に暮らせる自信がない。そんな性格が相まって、恋人いない歴が8年以上にもなる40代独女、OTONA SALONE編集長・アサミ(45歳)。なんやかんやあって婚活をスタートさせて1年5…

40代は借金世代!? 40代の平均「住宅ローン」残高とは

40代で住宅ローンを抱えている人の平均残高はいくらくらいなのだろう? 先日、アラフォーのときに都内の2LDKマンションを購入した知人の40代後半独女が「今年じゅうには住宅ローンを返し終わる」と言っていた。独身…

婚活中の40代独女が、映画『8年越しの花嫁』をみて思った2つのこと

「意識が戻らない恋人を、あなたは何年待てますか?」 もしそう聞かれたら、自分はなんて答えるだろう。婚活中の40代独女が、映画『8年越しの花嫁』を観に行ってみた。リアルガチな自腹で。そこで感じたことを書い…

OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト

浅見悦子

この執筆者の記事一覧

スポンサーリンク

スポンサーリンク

WORKに関する最新記事