「無香料」の化粧品なのに匂いがするのはナゼ?成分表示の読み方ポイント

「無添加」「無香料」など、成分表示を気にしてスキンケア製品を選ぶ人、多いのではないでしょうか。チェックしているという声が上がる3大代表格が「パラベン」「香料」「アレルギーテスト」です。

でも、実は「アレルギーテスト」をしてあるからといって、アレルギーの原因にならないというわけでもないのです。

ちょっと難しい化粧品の表示に関して、代表格を覚えましょう。

 

 

1・”パラベンフリー”は”防腐剤フリー”とは限らない

 

よく見かけるこの「パラベンフリー」の文字。

特に、敏感肌用のスキンケア製品やオーガニック系の製品に多く見られ、なんとなく悪いものが入ってなさそうなイメージです。

実際どういう成分かというと、パラベンとは、防腐剤の代表的な成分のひとつ。

敏感肌の方は、このパラベンが皮膚への刺激になる場合があるため、買う側、作る側ともに敬遠しがち。

さらに、パッケージにうたうときに”パラベンフリー”というコピーがキャッチ―だったため、広く知られたようなところも大きいと思われます。

ですが、ここには”パラベンフリー=防腐剤フリー”とは限らないという、表示マジックが潜んできます。

名前に「~パラベン」、とつくもの以外に、防腐剤として用いられるものに、

フェノキシエタノール・安息香酸塩・ヒノキチオール・エチルヘキシルグリセリン

などがあります。

そうです。パラベンが入っていなくても、ほかの防腐剤は使っている場合があるというわけです。

 

スキンケア製品にはアミノ酸、糖類、天然油脂などカビや微生物のエサとなる成分がいっぱい

スキンケア商品は開封してから数か月という長い期間で使い続けるもの。

もし、防腐剤が入っていなければ時間の経過とともに雑菌が繁殖し、その結果肌に刺激をもたらすことも考えられます。

化粧品に使用される防腐剤は配合上限(%)が決められているので、その範囲であれば一般的には安全な割合の上限となります。

最近では、制菌効果のある保湿剤と組み合わせることで、パラベンが配合されていても、量を少なくするなど配合技術もどんどん進んでいるそうです。

一概にパラベンだけが悪者、というわけでもなく配合量、配合技術の進歩もあったりするので、表示だけの思い込みは危険かもしれません。

(※特定の成分によって肌荒れを引き起こした、という場合はその成分を使用していない製品を選んでくださいね)。

 

 

 

2・”無香料”、”香料フリー”はにおいがしないということ?

防腐剤のほか、”香料”に敏感という方もいて、「無香料」「香料フリー」の表示もよく目にします。

この表示が意味するところは、「香料」が入っていないということなのですが、なかにはにおいを感じるものもあるのです。

それは、配合されている原料や精油のにおいかもしれず、完全に匂いがしない=無香料、ではない、という表示マジック。

 

もし、においが完全にないものを購入したいということであれば、

「無香性」「ノンパフューム」という表示の製品だと、臭いがない(感じにくい)ものになります。

 

3・アレルギーテスト済みであればアレルギーは心配ない?

これはいちばんよく見かける表示かもしません。「アレルギーテスト済み」という表示。

表示の基準はこうです。

メーカーや販売会社が何らかの方法で(たとえば繰り返しパッチテストを行うなど)試験を行い、各企業の判定基準でモニターに問題がなかった場合に記載できるもの。

どのくらいの人数にモニターしたかなども、各企業それぞれ。

つまり、この「アレルギーテスト済み」という表示は製品を選ぶ際のひとつの目安とはなりますが、必ずしもすべての方がアレルギーを起こさない、ということとイコールではないのです。

特に化粧品や洗剤など身近な製品は、いろいろな法律によって記載できること、広告なども基準があるため、その裏側も少し知っておくと、賢く製品を購入することにつながるかもしれません。

 

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