【40代編集長の婚活記#238】そうじゃない! 40代独女が「しくじった」会話
釣りと仕事の関係性!?
IT「釣りってあくまでも遊びですけど、そこでどんな対応をするかで、仕事での対応もなんとなく推し量ることができるんです。釣りのときに自分中心の人は、仕事でもけっこうドライな傾向あって(苦笑)。キャットさんみたいな人は、仕事でも面倒見がいいタイプっていう傾向があります」
アサミ「その傾向、なんかわかります。遊びのときに周囲を見れない人って、仕事でも視野が広くない感じします」
IT「自分中心の人は、ある意味、集中力ある人というか自分の世界に没頭する人だと思うんですよね。だから職人タイプなお仕事にはむいている気がします。でもマネジメントとか総合的な仕事にはむかないというか」
アサミ「なるほど、深いですね。職人タイプと総合タイプ。確かに総合タイプのほうが、面倒見がいいというかコミュニケーション上手かもしれないです」
しくじった…!
そこからしばらく、マネジメントとコミュニケーションの話になっていった。ITさん的にはツボだったようで、かなり白熱した内容になった。
とても勉強になる興味深いITさんの話に聞き入る一方で、「しくじった!」と思った。
当初、私が想定していた会話の流れとはまったく違う方向へズレていったのだ。もはや、キャットさんのことを聞けるような流れではまったくない。
釣りと仕事の話から、マネジメントの話へと促してしまうようなパスを出したのは明らかに自分なので、早くも会話のもっていきかたに反省。編集者なのに、話してほしい方向への誘導失敗した取材のような気持ちだ。
あっちの話題に持っていかなきゃ、と思いながら、相手の白熱した話に乗っていくしかない状況。
そして時間がない!
もはやリカバー不可能なうえに、打ち合わせ時間の終わりも迫っていた。
今日はこれ以上キャットさん情報の収穫はナシか。やさしい、子煩悩、10歳くらいの息子がいる、ITさんとはかなり親しいってことがわかっただけでもいいか。ITさんにはまた連絡すればいいし。
IT「久しぶりにアサミさんとお会いして、楽しかったです。女性管理職の方が僕の身近にあまりいなくて。またマネジメントの話、しましょう」
アサミ「こちらこそ。とても勉強になりました。またいろいろ教えてください」
なにげに私もマネジメント話に盛り上がってしまった。いろいろ悩める中間管理職(苦笑)。
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