【恐怖実話】「君は僕の❝処理❞担当ね♡」既婚男のありえないやり口

今回は、いわゆる残念な男性との実体験をお届けします。この体験談から、みなさんに気を付けるべきことなどがお伝えできるはず。また、笑い飛ばしていただければ筆者にとっても供養になります。

 

テーブルの下で手を握る昭和アプローチ

筆者41歳の頃、新しい取引先へと打ち合わせに行きました。そこにいたのが、3歳年上のTさん。顔は10人に聞いたら8人がイケメンと言いそう。年齢を感じさせず、体型にも気を付けているようでした。仕事もてきぱきとこなし、周囲の仲間とも笑顔でよく話します。何度か仕事で会っているうちに、筆者は妙にTさんから気に入られてしまったのです。

 

驚いたのが、そのアプローチ方法。テーブルを囲んでの会議中、筆者の隣に座ったTさんは、テーブルの下で手を伸ばしてきたのです! そして手の甲をサスサス。最初にされたときの衝撃は、「ん? 夢かな?」と思うほどでした。コロナ前のことですので席の間隔も近く、筆者は仕事をもらいにきている立場なので、周囲にばれないかヒヤヒヤしていました。振り払ったら動きでバレそうですし、中心人物であるTさんの機嫌を損ねるのも怖いと思っていました……。

 

会議以外の時は、とにかく言葉でのアプローチ。「マジで1回一緒に食事行って!」「泊まらせて!」言うことがストレートすぎます。とにかく筆者が行く先々にべったり。ここでもよく一方的なスキンシップをとってきました。外を歩いているところを見つかれば「手つなごー!」と言って走ってくる。本当に、こんなの一昔前のアニメやドラマでしか見たことがありません。

 

行動も言葉も、すべてが昭和なんです! いや、筆者は恋愛適齢期前に昭和が終わっているので想像ですけれども、それでも昭和を感じます。電撃を出す虎柄のビキニを着た女の子のアニメで、女性好きであっちこっちでナンパしまくる男の子が登場しますが、声をかけてくるときのTさんの雰囲気はまさにそれ。

 

ハラスメントに厳しい令和時代、まさかこんな昭和な言動を堂々とする人がいるとは思いませんでした。これまでの人生で通報されずに済んできた理由は、おそらく見た目の爽やかさと髪型や服装の清潔感で、嫌悪感を打ち消していたのではないでしょうか。堂々としすぎていて、された方の感覚が麻痺しやすいのかもしれません。見た目はイケメン、中身は昭和のおじさまです。

 

あれ、意外と本気?そう思ったけど……

ところが。会う度会う度、こちらが無反応でも懲りることなく昭和的アプローチを繰り返してくるTさんに対し、筆者は一瞬心を動かされてしまいます。いつも観察しているわけではありませんが、別の女性に対して同じようなことを同時進行で行っている様子はありません。中身がおじさまなだけで、意外と本気なのでは……?

 

そんな風に思ったある日。同じ会議に出席している取引先の女性社員Aさんから声をかけられました。彼女は年齢も近く、これまでの仕事を通じてだいぶ仲良くなっていました。

 

「あの……Tさんが迷惑かけてません?」

 

やっぱりTさんの話です。
筆者は、アプローチされていることを包み隠さず話しました。そして、悪い人ではなさそうなので一度くらい食事に行ってみようかと思っている、とも。

 

するとAさんの顔が曇ります。
そして、言いました。

 

「Tさん、結婚してるんです」

 

はいやられたーーーー! 既婚者でした!

 

「あと、小学生の息子さんもいます」

 

子どもさんもいたーーーー!
ハッキリ言って、見事です。家庭的な気配を完全に消していました。

 

このあと、Aさんからいくつかの情報を聞き出しました。
息子さんのことはすごく大事にしているということ。親子そろって、毎週日曜日に放送している特撮ヒーローが大好きだということ。むしろ、息子さんナシでもそのヒーローの大ファンだということ。

 

……新たに得た情報は、だいたい特撮ヒーローが好きだということくらいですね。

 

次にTさんと会ったとき、相変わらず昭和なアプローチをしてくるので、筆者はついに問い詰めました。
結婚してますよね、と。

 

するとTさんは、悪びれもせず「そうだよ」と認めました。彼の言い分はこうです。

「奥さんと仲が悪くて、性的なことは外で済ませてこいと言われているから大丈夫」

 

大丈夫なわけあるかい!
それって、筆者はただの処理担当ですし、ものすごく失礼な話です。

 

結局、その取引先との仕事が一段落したのと同時に、連絡を絶ちました。
最後に、Aさんからひとつの情報を得ました。
Tさんはついに……数十万円する特撮ヒーローの超特大フィギュアを購入したそうです。

 

特撮ヒーローは、悪を倒して人々を救う存在。不倫なんてしません。Tさんは毎週観ているヒーロー番組から、ヒーローの精神は学べなかったのでしょうか。

 

読んでくださったみなさんに言いたいこと

罪悪感のない既婚者は、堂々としていて気が付きにくいです! 周囲を味方につけて、情報を収集するのがよさそうですね。

生活感を隠し、ためらいなく声をかけてくる罪悪感ゼロの既婚者男性に、みなさんが騙されませんように。

それから、多くのヒーローファンはヒーローの精神を持っていると思います。Tさんはレアケースです。何を隠そう筆者も日曜日の特撮ヒーロー(中でも昭和の、カタコトで喋る野生児ヒーロー)が大好きです。ファン仲間もみんなすばらしい人です。どうか特撮ヒーローとそのファンに対して、残念なイメージを持たないでくださいね。

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