【40代編集部長の婚活記#254】結婚相談所に断られた49歳「あの人」に連絡する
断られてハッとする
人間的にできた方だな。動機不純な相談者にわざわざ時間をさいてくださったのに。
アサミ「いや、反省してます。結婚に対して中途半端な気持ちのままなのに、経験したことないからお見合いしてみたいっていう考えでご連絡したのですから」
久しぶりに落ち込む。自己嫌悪だ。
アサミ「本当にすみませんでした」
仲人クミ「お気になさらないでください。久しぶりにアサミさんにお会いできて本当によかったと思っていますから」
もし、本気で思ったときは
言葉がなかった。自分の甘っちょろい考えが情けなくて仕方がない。
アサミ「恐縮です」
仲人クミ「アサミさんが本当に結婚したいと思ったときは、すぐ私に連絡してきてください」
アサミ「そんなもったいないお言葉を。ありがとうございます」
仲人クミ「そのときはしっかりサポートしますから!」
こんな失礼な私に、仲人クミさんはなんてやさしい言葉をかけてくれるのだろう。いつになるか、そして訪れるかわからないけれど、本当に結婚相談所の門を叩きたいと思ったときは、彼女に連絡しよう。
誰に対しても分け隔てなく対応するクミさんに、本当の意味で仕事への誠実さを感じた。
なんで私は結婚相談所に?
部屋で一人、冷静になって考える。
なんで突然、結婚相談所に入ってみようと思ったのか? そもそも「婚活」改め「パー活」なんていってるくせに、何を血迷ってしまったのだろう……。
そうだ。キャットさん(46歳・バツイチ・起業家)の言葉だ。
恋愛で自らチャレンジして成功も失敗もしていないことが、私の自信のなさ、立ち位置のわからなさの原因と指摘された。ものすごく合点がいったし、だから「何か新しいチャレンジを始めよう」という衝動にかられた。
ま、チャレンジすることはいいことなんだけど、方法をまちがえたのよね。
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