セカンドバージン、ご無沙汰40代へご忠告!腟をやわらかくしておくのは女性のたしなみよ【性交痛外来|医師に聞く】
デリケートゾーンケアマッサージ8週間で9割の女性が改善している
そんな性交痛も、正しいデリケートゾーンのマッサージをすることで腟のうるおいが増え、濡れるようになってきます。
私の研究では、第30回日本性機能学会西部総会(2021年2月13日)や日本ペインクリニック学会第54回学術集会(2020年11月14日)で発表しましたが、デリケートゾーンのマッサージケアを8週間おこなったことで、98%の人にうるおいが出て性交痛が軽減しました。どんなケアをしていただいたのかと言いますと、毎日のお風呂あがりに、女性ホルモンであるエストロゲンの有用成分エストラジオールがはいっている美容オイルで、太もも、下腹部、外陰部含めたデリケートゾーンのマッサージをしていただきました。
太ももの付け根をグルっとマッサージして、下腹部からおへそにかけて下から上に向かって圧を加えます。小陰唇や大陰唇は軽く優しく、指先を使ってマッサージ。腟の中は、体育座りのポジションを取り、指で腟壁を押さえるように刺激を与えながらぐるっと1周します。はじめは1フィンガーから。慣れてきたら2フォンガーに持っていくように。
しかし、痛みを感じられたらそこはストップ! 1日2分程度でかまいません。このように毎日マッサージをすることで、皮膚の伸びがよくなり腟は切れなくなります。
このマッサージは性交痛の予防になるだけでなく、腟がやわらかく変化してきますので若返りを実感するでしょう。
前述しましたが、30代だというのに、もうすでに女性ホルモンが減っているという事実。40代~50代でケアをしていないと“女としての差”が大きくできてしまいます。
もちろん、50代からでも遅くはないので今日から毎日マッサージを習慣化させましょう。
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