【40代編集部長の婚活記#262】44歳から始めた婚活。復縁したのはいいけれど…?
料理好きな男、料理をしない女
アサミ「少しは私もお手伝いしますっ」
ジェントル「いいの。僕は好きで料理してるんだから」
アサミ「いつから料理するようになったの?」
ジェントル「子供の頃、たぶん5~6歳の頃からかな。母が料理してるところに興味があってキッチンで見てたの。料理ができていく過程がおもしろくて」
アサミ「そんな幼い頃から!」
まったく料理に興味を持たないどころか「料理をしないキャラでいく」と決意していた幼少期の私。「男子厨房に入らず」の時代から考えたら性別が逆といってもいいような私たち。ある意味『割れ鍋に綴じ蓋』のごとく、料理好きな男と料理をしない女。需要と供給があってるのかしら。
料理とジェンダーの問題
ジェントル「うん。最初は見てるだけだったけど、途中からお手伝いさせてもらえるようになって。そしたらつくる過程もおもしろいし、出来上がるのもうれしくなって」
アサミ「料理というか、モノづくりとして興味深かったのね」
ジェントル「そうだと思う。粘土や工作とか好きだったから、同じような感覚だったかな」
アサミ「その頃からクリエイティブ気質だったんですね」
男らしいとか女らしいといったことでなく、クリエイティブという視点で料理に興味を持った彼。料理をいわゆるジェンダー論じゃないところで捉えていることがステキだと思った。
そう考えると幼少期に「女らしく思われないために料理をしない」と決意した私は、当時の決めつけに囚われていた一人。ちょっと自分を恥ずかしく思った。
「料理=女子力」に異議あり!
料理って本来は男とか女とか関係ないよね。食べることは生きることだから。料理=女子力じゃない。生活力だ。ジェントルさんの考えるように、クリエイティブ力でもある。
ジェントル「男の子なのに料理とか、図画工作とか、そういうことにばっかり熱心だったから、母はちょっと心配してたみたいだけどね」
アサミ「私と真逆ですね。料理はしないわ、家庭科のお裁縫も課題も母にやってもらうわ(苦笑)。高校3年生の春休み、姉と二人暮らしを始める直前ですけど、母がさすがに心配したのか『お米の炊き方知ってる?』って聞いてきたくらい」
ジェントル「お米の炊き方、知らなかったの?」
アサミ「いちおう知ってましたよ! 家庭科の授業で教わったから。でも、りんごの皮むきの練習はしました(笑)」
ジェントル「『女の子なんだから料理しなさい』みたいなことは言われなかったの?」
アサミ「全然言われなかったですね。祖母も母も姉もいたからキッチンが狭くなるからかな(笑)? 料理を強制されることはなかったし、女の子だからなんだとか、言われた記憶はまったくないです」
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