
流行なんて見て見ぬふりして「好き」と言ってくれる人だけを見る【仕事術#4】
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「働き方改革」の潮流はコロナ禍で後押しされ、若手育成を担う40代が板挟みに直面するシーンも増えました。
「若手が辞めない」「コロナ禍でも新規出店できる」ヘアサロン、Belle代表の飯田さんに今どきの人材育成を聞きました。
【Belle飯田さんのイマドキ仕事術#4】
Belle 代表・飯田尚士さん 1978年生まれ(43歳)、東京都立川市出身。 都内のサロン2店の勤務を経て、2010年に堀之内大介氏とともにBelle 表参道をオープン。 プライベートでは3歳の娘さんとよく遊ぶパパ。
むしろコロナ禍で給与はアップした。コロナ禍の人材キープ術
お店のクローズや給与カットなど、モチベーション下がるニュースのほうが多い昨今ですが、Belleではどうでしたか?
「うちはむしろコロナ禍で売上が増えたので、給料が増えました。そもそもコロナとは関係なく、特に若手には経済的な余裕が絶対に必要です。余裕がないと育つものも育たなくなります」
会食もできず、人材定着のためのコミュニケーションにも苦労をする時代ですが、美容師業界には特有の事情もあるそうです。
「美容師って今でも、地方から上京してきて一人暮らしという子が結構多いんですよ。なので、コロナ前までは敢えてこの時代でも社員旅行を行い、1年目でも他店の店長や代表と話せるような場をつくり続けていました。今も全体ミーティングはZOOMで行い、スタッフ同士が顔を見られるようにしています」
コロナで売上減のサロンとの違いは「リターン率」
コロナでクローズになった店舗が多いサロンと、Belleとの違いはいったい何なのでしょうか?
「Belleの場合、お客様のリターン率がとても高いところでしょうか。リターン客の掴み方がうまくいってないお店は一気に厳しくなったと聞いています。このお店が好きでいてくれれば、学生層でもリモート授業の合間に電車に乗って来店してくれるんです」
実は飯田さんの美容師仲間はリターン客を掴むサロンばかりのため、どこもそれほど大変ではなかったそう。むしろ影響を受けたのは顧客層が高めの世代のサロンでした。特に50代、60代の落ち着いた客層メインのラグジュアリーサロンはお客さん自体が外出を控えてしまう傾向にあったそう。
「20年以上同じサロンという人もザラな世代が、自粛期間に間に合わせのつもりで地元のサロンに行ったところ、あれ、地元も結構いいじゃんと気づき、そのまま定着してしまったパターンがあります。吉祥寺店はそのパターンで新規のお客さんが増えました。たまたまうまくいったに過ぎないのですが、自己流を貫くとこういうことも起きます」
つづき>>>「ウチも儲かってる他社みたいなことしたほうがいいのかな」答えは★10月1日11:15配信
撮影/廣江雅美
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