【40代編集部長の婚活記#270】イヤな予感! 突然、彼から呼び出されて…
ちょっとは甘えてくれてる?
その夜は、ひとしきり彼の愚痴に付き合った。ボスのこと、同僚のこと、クライアントのこと……。相当、溜まっていたのだろう。かなり感情的になって話していた。
私はただ、彼の考えに同意したり、なぐさめたりするしかできなかった。日本の企業に20数年も勤務している身としては、ボスや同僚の見解も非常に共感できなくはないけど。
でも、愚痴をこぼしてくれるのは心を許してくれているわけで。ある意味、私に甘えてくれているって受け取っていいのかな? 彼に甘えられるの、イヤじゃないな。むしろちょっとうれしいかも。
私が彼の愚痴を聞くことで、少しでも心がスッキリするならそれでいい。そう思って、ただただ彼の言葉にうなずいていた。それが正解なのか、間違いなのかはわからないけれど……。
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