
驚き!45歳の9割が「老眼」なのに、自覚アリはたった5割…老眼鏡以外に何すればいい?
「実は、コロナ禍ではコンタクトレンズの市場が縮小しました」。そう教えてくれたのは、コンタクトレンズの国内主要メーカー、日本アルコン(株)ビジョンケア事業本部 マーケテイング部 山田 美穂さん。
「外出を控える中で、近視、遠視、乱視用のレンズは使わなくても日常を過ごせるようになったのでしょう。いっぽうで、マルチフォーカルレンズはこの4年間、毎年15%ずつもの伸長を遂げています」。
マルチフォーカルとは、いわゆる遠近両用コンタクトレンズ。年15%という圧倒的な伸長の背景には、どうやら「この世代特有の悩み」がありそうです。詳しくお話を聞きました。
45歳。9割が「老眼」なのに、自覚があるのは5割強!
「調査の結果、40代前半を境に、コンタクトレンズの装用人口は減少していくことがわかっています。もともと近視や乱視でコンタクトを使っていた人が、何かしらの問題でコンタクトの利用をやめてしまうんですね」
その原因として考えられるのが、いわゆる老眼です。
「45歳以上のうち92%が、手元が見えにくいという老眼特有の症状を持っています。にもかかわらず、自分に老眼の自覚があるのはわずか56%。さらに、マルチフォーカルコンタクトレンズのユーザーはわずか14%しかいないのです」
見えにくさを抱えているにも関わらずコンタクトレンズの装用をやめてしまう最大の理由は、老眼矯正が必要になるから。
「また、使用感の悪化もあるでしょう。40代半ばを過ぎると、涙の質と量の変化が起きます。分泌される涙の量が減り、また粘性が上がるため、コンタクトのつけ心地が悪くなったり、目が乾きやすくなってしまうことがあります。ですから、ご自身の目の状態にあったコンタクトレンズにシフトしていくことが重要です」
ここで問題になるのが以下の2点。
問題1・そもそも遠近両用のコンタクトがあることを知らない。
問題2・手元の見えにくさなど、老視の症状があるのに老視を認めたくない。老眼を認めると老いを認めることになるから!
老眼鏡の視線移動が「面倒」な人。コンタクトという解決策が
問題2は、いちど手に取った新聞を手元から離して眺めるあの「老眼しぐさ」にもつながります。
「ここでオススメしたいのが、手前味噌ですが、アルコンのマルチフォーカルソフトコンタクトレンズです。レンズ中心は近用ゾーン、周囲が遠用ゾーンで、その間に中間ゾーンがある独自のレンズ設計。手元から遠くまで、視線の移動なくピントが合います」
視線の移動がないというのはどういう意味なのでしょうか?
「言葉の通り、眼球を動かすことなく自然にピントが合います。脳が入ってくる像を選択してくれるので、老眼鏡のような視線のジャンプは不要です。ただし、脳が見え方に慣れるまでに1~2週間ほどかかるので、装用した初日に見えないと投げ出さず、ぜひ数日使って見え方に慣れてから判断してください」
現在コンタクトを使っていて、スマホを遠ざけながら見ている人や、夕方になると目が疲れる人には特にオススメ。目の疲れから開放されるそうです。
アルコンのマルチフォーカルソフトレンズには、1日使い捨てタイプと2週間タイプがあります。
1日使い捨てタイプは2種類。プレミアム層向け「デイリーズ トータル ワン® マルチフォーカル」、価格と品質のバランスを重視する層向け「デイリーズ® アクア コンフォートプラス™ マルチフォーカル」。
2週間タイプの「エア オプティクス® プラス ハイドラグライド® マルチフォーカル」は毎日適切なケアができる人向けで、その分コストもリーズナブルに押さえられます。
週2日の出社に使うと、プレミアムタイプでも年2万5000円で済む!
最後に、気になるお値段について。編集部が調べたところ、いちばんコストのかかる1日使い捨てタイプのプレミアム「デイリーズ トータル ワン® マルチフォーカル」で片眼30枚が1ヶ月4000円前後、つまり両眼で1ヶ月8000円。
いちばんリーズナブルな2週間タイプの「エア オプティクス® プラス ハイドラグライド® マルチフォーカル」で1箱6枚入りが2500円前後、月に4枚使用するため1枚416円×4で1ヶ月1600円前後。
2週間タイプで年2万円とちょっとした出費になりますが、リモートワークも増えたコロナ禍以降では、ワンデータイプならば毎日ではなく必要な日にだけ使うこともでき、むしろコスト圧縮もしやすい可能性が。たとえば週2回出社する日だけ使うとなると、ワンデータイプは1日あたり266円見当なので月2128円、年2万5536円。
このくらいのコストで眼精疲労から開放されるなら、お安いものなのかもしれませんね!
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