【40代編集部長の婚活記#276】40代「最後の恋」と思っていたけど…復縁10カ月の行方は?
終わりにするしかない
ジェントル「それでいいの?」
アサミ「あなたのことは好きよ。恋人でなくなることはつらいけど、好きな人が私のことで苦しんでしまうのはもっとつらいもの」
ジェントル「ごめん……」
ここで謝るんだ……。ということは、彼も恋人でなくなることを望んでいたってことか。恋人のままでいたいと思ったら、選ぶ言葉は違うはず。あ~ぁ、自分から友達に戻るって言ったけど、言わされちゃったって感じかな。
アサミ「じゃ、もう帰ろうかな」
このまま彼の家にいたら、いまの冷静な感情をキープすることはできない。一刻も早く、一人になったほうがいいと思った。
早く、一人になろう
覚悟を決めたら行動は速やかに。座っていたソファからスッと立った。
アサミ「ここに置いてある私の荷物、持って帰るね」
ジェントル「どうして?」
アサミ「ただの友達の家には泊まったりしないでしょ」
ジェントル「あぁ」
アサミ「着替えとか取ってくるから、寝室のクローゼット開けていい?」
ジェントル「うん……」
荷物を取りに寝室へ
一人で彼の寝室へ行き、着替えや化粧品などの荷物をまとめながら思っていた。彼と一緒に過ごしたこの部屋へ、もう来ることはないのだと。恋人だから毎週のように一緒にこの部屋で過ごしたけれど、ただの友達ならそうじゃない。そこはハッキリと線引きをしないと。
別れるという言葉は使っていないけれど、実質、別れるだよね。あ~ぁ、しかも私から言っちゃった。よく考えたら自分から恋愛を終わりにする的な発言をしたのは人生初のこと。
しかも、好きなのに終わらせちゃうなんてね……。
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