【40代編集部長の婚活記#278】衝撃の決断!「急なことですが」という彼のメッセージは!?
そのやさしさはズルいよ
ジェントル「急に驚かせてしまって、ごめんね」
アサミ「ちょっとびっくりしたけど……。前から転職したいとか言ってたから」
そう遠くない頃に転職するとは思っていたけど、まさか台湾とは……。でも、以前もアメリカ、中国、フランスなど海外で仕事していた人だし、彼にとっては海外で働くことはフツーのことなのよね。
ジェントル「国内のエージェントとも交渉はしてたんだけど、台湾のエージェントは面白そうなビジネスがあって」
アサミ「やりがいのある仕事のほうがいいじゃないですか」
ジェントル「うん。そうだね」
いまの私には、彼を応援することしかできない。
彼の選択をただ「応援」するだけ
アサミ「ご家族はなんて?」
彼にとって一番大切なのは別居しているお子さん。いまも離れ離れで暮らしているけれど、その距離がずっと遠くなる。
ジェントル「元妻はまた?って感じだし、娘は“パパがいいならいいんじゃない”って。クールなもんですよ」
アサミ「理解してくれてるんですね」
ジェントル「月末に会うことにしてるから、その時はどう言ってくるかわからないけど」
旅立つ前に一番会いたいのはお子さんよね。私と会う時間なんて、ないよね。
私と会う時間なんて
アサミ「ジェントルさんがもっとイキイキとお仕事できるならいい選択だなって」
あぁ、なんでそんな上辺のことを言ってしまうの! せっかくビデオ通話で会えたんだから、ちゃんと本音を言いなさい、自分!
アサミ「個人的には……やっぱりさみしいです」
言った! 言っちゃった! 迷惑? 重荷? やっぱり困った顔してる……かな?
ジェントル「そう言っていただけてうれしいです」
やさしく微笑んで受け止めてくれた彼。でもま、社交辞令よね。ホントは困るよね。
ジェントル「日本とのビジネスもあるみたいだから、数ヶ月に1回は日本への出張もあると思う」
アサミ「そうなの。でもきっと、忙しいですよね」
ジェントル「まだなんともわからないけど、時間があるときはごはんしましょう」
アサミ「うん」
社交辞令だと思うけど、そう言ってくれるだけでうれしいよ。
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