お金が貯まる人だけが知っている「ごく簡単な」この世界のルール

みなさんは、自転車の練習をしたことがあるでしょうか。もちろん、補助輪なしの自転車です。私も小さい頃、初めて自転車の練習をした時は、上手に乗れなくて、何度も転んで膝を擦りむいたものです。しかし、練習を重ねることで上手に自転車に乗れるようになりました。きっとあなたもそんな経験をした一人ではないでしょうか。

 

知らなくても特に人生に困らないのが「資産運用」

とは言え、そもそも自転車に乗れないとしても、困らない人もいることでしょう。自転車の存在を知らなくても普通に生活をして、一生暮らしていくこともできると思います。

 

実は資産運用も一緒で、別にお金に関する知識がなかったとしても、日常生活を送ることは可能です。そうであるならば、「お金の知識を何も知らないでもいいのではないか?そもそも大変そうだし…」と思う方もいるでしょう。

 

しかし、人が知らないことを知っていると利便性が高まることは間違いありません。自転車の存在を知らなくても、自転車があれば、歩くよりも早く行きたい場所に行けたり、買い物をしてもカゴに荷物を乗せて帰って来られたりします。自転車も電動アシスト自転車があることを知っていれば、坂道も楽々で子どもを乗せていても無駄な体力も使わなくて済みます。

 

お金の知識でも共通するところは、その知識があることで、ない人よりも資産を増やすことができるようになるのです。では、それを証明する次のデータを見てください。

 

資産を増やしているのは「金融リテラシー」が高い人たち

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出所:日本証券業協会個人投資家の証券投資に関する意識調査【インターネット調査】(概要)2020年10月20日

 

こちらは縦軸が「金融資産平均保有額」、横軸が「平均年収」です。これを見ると、金融知識レベルが高い人は、金融知識が中程度また低い人と比べて年収も「金融資産平均保有額」も高いことがわかります。この金融知識レベルとは、あらゆるお金の知識のレベルのことで、金融リテラシーと言われます。

そしてもう一つ、同じような図表をご覧ください。

 

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出所:日本証券業協会個人投資家の証券投資に関する意識調査【インターネット調査】(概要)2020年10月20日

 

先ほどの図表と違うところは縦軸です。こちらの図表の縦軸は「株式平均保有額」となり、横軸は「平均年収」で、金融知識の高い人、つまり金融リテラシーの高い人は、先ほどの「金融資産平均保有額」同様に「株式平均保有額」も多いということがわかります。

 

つまり、金融リテラシーの高い人は、株によっても資産を増やしていることがここからもわかるのです。

 

投資はギャンブルではなく、利益を作る側に「参加する」こと

株を持つ(=株主になる)と聞くと、その知識のない人は、イメージでギャンブルと思われがちですが、株は決してギャンブルではありません。どちらかというと、株主になるということは、資本主義社会においては、最もお金を作る上で大切な仕組みなのです。

 

株主になるということは、その企業の持株比率に応じて「オーナー」になるということです。つまり企業の社長をはじめ、取締役選任して雇入れ、経営を任せるわけです。そこで社員の皆さんが一所懸命お仕事をして、売上が上がるわけです。この売上というのが、その会社の社会に貢献した証となるわけです。

 

そしてその売上から経費などを差し引き、利益を生み出します。この利益権は誰のものかと言われると、ずばりオーナーのものです。ですので、社長や取締役も株を持ち、社員も持株会などによって株を持ち、その利益の一部を配当という形で受け取っています。

 

あなたはフランスの経済学者のトマ・ピケティは「21世紀の資本」の中で記した「r>g」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ピケティはフランスの経済学者で、「r」というのは資本収益率、「g」というのは経済成長率のことを言います。資本収益を簡単に言えば「資産運用によるリターン」のこと、経済成長率を簡単に言えば「労働対価の伸び」です。ピケティは「r」は平均して5%程度あり、「g」は1〜2%程度しかないことを18世紀まで遡って分析して証明しています。一時日本でも大きく取り上げられたので、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

 

ピケティが言いたいことは何かというと、稼いだお金の一部を投資に回せば、働いて稼いだお金がまたお金を産んでくれるという法則を導き出した訳です。

 

資産家でない自分が資本家になれるのか!?

自分は資産運用などしたことがないし、資産を形成する側である資本家になれるのだろうかと心配する声が聞こえてきます。はっきり言いましょう。誰でもなれます!

 

ただし、闇雲に資産運用のための金融商品を選んでも良いとうわけではありません。ある程度は資産運用をはじめる基礎知識を学ぶ最低限の勉強は必要です。

 

冒頭に自転車の運転の例を取り上げましたが、ブレーキ、ペダルというある程度の自転車の仕組みと交通ルールという基礎知識くらいは身につけておかなければ、大きな事故を起こしてしまう確率が高まります。しかし、どれだけ知識を詰め込んでも、上手に運転もできません。これは実際に運転して感覚を身につけることが大事であり、その感覚はとにかく慣れていくしか方法はありません。徐々にゆっくりとなれることで、安全に自転車運転ができるようになるわけです。

 

資産運用もある程度の知識が得られたら、今度は実践です。慣れてさえいけば、危険で怖いと思う気持ちは薄らいでいきます。知らないことに対して人は警戒しますし、怖いものです。これは人間の優れている能力です。しかし、「欲に目が眩む」のも人間の性です。楽をしてお金を増やせるほど世の中は甘くありません。

 

投資詐欺に遭わないためにも、また上手に資産運用をしていくためにも、まずは基礎知識を習得し、実践の場を得ましょう。次回は初心者投資家のためのテーマを取り上げてお伝えしていきます。

 

文・監修/市川雄一郎

グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産運用設計業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。
1969年生まれ。グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、金融機関の職員や顧客に対する講義や講演も行う。
「日本経済新聞」「日経ヴェリタス」「朝日新聞」「東洋経済」「週刊ダイヤモンド」などへの原稿執筆・コメント提供のほか、ラジオ日経などのメディア出演も多数。

 

グローバルファイナンシャルスクール(GFS)公式サイト:https://gfs-official.com/
体験版講座:https://toushi-up.com/

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