
オミクロン株、肝に銘じてほしい意外な「2つの問題点」とは?
軽症傾向が高いと言われるオミクロン株。実際、臨床の現場の実態はどうなのでしょうか? 前編「オミクロンを軽症だとナメてはいけない」内科医が警鐘を鳴らす2つの事実」に続く後編です。
オミクロン株、肝に銘じてほしい「2つの問題点」とは?
ここまでのお話を通じて、安藤先生が伝えたいことがらは以下の2つ。
「オミクロン株そのものは重症化しやすいわけではないので、重症化リスクのある人たち以外は感染そのものにそこまでおびえる必要はありません。我々が今まで行ってきた3密回避やマスク手洗いの継続で十分です。ただし、無症状感染だとしても他の人にうつせば他人の社会生活を止めてしまいます。ちょっとでも体調の変化を感じる場合、すでに自分は感染者だと仮定して振舞ってもいいでしょう」
場合によっては重症化リスクのある人にうつしてしまい、死を招く可能性もある点は再度認識してほしいと訴えます。
「また、前述の通り、後遺症が出現するリスクがじゅうぶんにあります。この2つのことを念頭に置きながら、社会経済を可能な限り停滞させずに、感染をなるべく広げないよう注意を払うこと。ピークをなるべくゆるやかにして医療リソースの逼迫を起こさないよう、一人ひとりが自覚する必要があります」
お話・安藤大樹(あんどうだいき)先生
内科医
医療法人社団藤和会 あんどう内科クリニック院長。藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)卒業後、同大学病院研修を経て、同大学病院総合診療内科所属。2011-2015年にかけて同院最優秀指導医賞受賞。岐阜市民病院総合内科を経て現職。岐阜大学総合病態内科学非常勤講師、藤田医科大学救急総合内科客員講師。
『医療よろず相談所』をクリニックのコンセプトに掲げ、医療に関わるあらゆる問題に向き合う生粋のプライマリ・ケア医。「プライマリ・ケアは日本の医療を救う」と信じ、若手医師の教育も積極的に行っている。
岐阜県岐阜市東駒爪町5 tel: 058-262-2974
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