1分でも長く寝ることが時間を上手に使う秘訣です【ADHD女子#32】

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。

 

睡眠アプリなどを使って睡眠時間を客観的に計測

ADHDタイプさんに多いのが 「夜ふかしがやめられない」 というお悩みです。

早寝早起きが大事なことも、 寝不足だと翌日ぼんやりしてしまうこともわかっているんです。

でも眠る気になれない。 その背景にはいろんな要因があります。

「仕事が残っているので、 夜にやらざるをえない」

「夜だけが自分の自由な時間。 動画配信やソーシャルゲームが楽しみ」

「翌日また仕事をするのかと思うと、 眠るのがイヤ」

などなど。

 

気持ちはわかります。

でもね、 ADHDタイプさんにとってはじゅうぶんな睡眠、規則正しい生活リズムは想像以上に重要なのです。

翌日の集中力にも影響を与えますし、 睡眠障害はうつの入り口にもなりかねません。

ADHDと診断された成人の38.3%に気分障害 (うつ病や双極性障害など)、

47.1%に不安障害 (ストレス反応やパニック障害など) があるという研究結果もあります。

 

仕事が残っているなら、 ぜひとも朝早起きしてがんばりましょう。

きっと3倍速でできますよ。

動画視聴やゲームを夜に始めてしまうのはめちゃくちゃ危険です。

無限に続く (ように思える) 長い夜にADHD特有の過集中が始まったら、

もはや自分で止めることは不可能です。

時計やアラームも意味をなさないでしょう。

どうしても動画が見たいなら、 おふろで見ませんか?

防水のタブレットを持ち込んで1話見たら出るなど、

切りのいいところで終了できる 「しくみ」 をつくりましょう。

翌日への不安は、 スケジュール帳に向かってやるべき仕事を書き出して視覚化すれば、 少しは冷静になれるかも。

 

睡眠アプリを使ってみるのもおすすめです。

専用アプリをダウンロードして枕元においておくと、 睡眠時間や睡眠の深さなどがすべて記録されるのです。

私もやってみて驚いたのですが、自分で思っている以上に睡眠時間は短いものでした。

眠りの深さや質もデータで出ますから、

「きのうより1分でも早く、少しでも深く寝てやろう」

という気持ちになるかもしれません

 

>>次へ(3/4   20:30更新)

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ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法

中島美鈴・著 meppelstatt・イラスト 主婦の友社・刊

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