【40代編集部長の婚活記#289】なぜ40代独女は、相手に「合わせてしまう」のか?

2022.02.16 LOVE

子供ながらに「空気を読む」

アサミ「姉は子供の頃、わりと食べ物の好き嫌いがあったのね。にんじんとか、レバーとか。それを食べると褒められるかなと思って好き嫌いなく食べてたところはあったな」

空気を読むというか、褒められたいだけかも(笑)。

親友Y「末っ子っぽいね。上がやって怒られることをやらないようにする」

アサミ「もしかしたら本当はあんまり好きじゃない味なのに、好きって言ってたところもあった気がする。いい子になろうっていうね」

絶対に受け付けないものは「嫌い」と言っていたけど(子供の頃に嫌いとハッキリ言った覚えがあるのはイカの煮付け。いまは平気)、あんまり好きじゃないレベルなものは……嫌いとは言わなかった気がする。

親友Y「褒められたいから、親の期待に応えてた感じ?」

 

期待に応えていた?

アサミ「期待に応えたっていうと大げさかな。ただ単に、にんじんやレバーが好きって言えば怒られない、褒められるかなって」

両親がそんな期待をしていたわけではないと思う。ただ姉がやらずに怒られたことをやれば、目立てるかなくらいの。

アサミ「二番目だから、上と違うことして目立ちたかったんだと思う」

親友Y「歳が近いからよけいかもね」

アサミ「同性だしね。お姉ちゃんのマネもいっぱいし」

だけど、違うところも見せたいとも思っていた。

アサミ「歳の近い姉妹だから、お姉ちゃんが最大のお手本であって、最大のライバルだったんだよね」

 

「違い」を見せたいだけ

親友Y「なんかわかる。うちの妹もそんな感じだった気がする」

アサミ「とはいっても、それは小学生までだったかな」

親友Y「中学生になったらそうでもなくなった?」

アサミ「もちろんお姉ちゃんのマネは多少してたけど、ガマンして何かを好きって言ったりすることはなくなったかな」

親友Y「どうしてだろう?」

アサミ「成長して、図太くなっていったのかな」

親友Y「無理して褒められなくてもいい、みたいな?」

なるほど、そうかもしれない。ガマンして食べることで褒められなくてもいい。褒めてもらえることは他にあるっていう……安心感みたいなもの?

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