40代未産女性は危険がいっぱい!リスクが高い病気リスト<子宮編>|おこなしさまという生き方(6)

結婚、出産をしていないと、女として幸せではないという人がいるけど、はたして本当にそうなのでしょうか。

「少なくても今の時点では、子どもがいない“おこなしさま”人生も、そんなに悪いものではないと感じている」

という、くどうみやこさん。自分の幸せは、自分で決める「おこなしさまという生き方」リバイバル配信です。

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未産女性が注意すべき子宮の病気

【子宮体がん】

近年、晩婚化や出産回数の減少、欧米型の食生活への変化などから増加傾向にある「子宮体がん」。国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」によると、子宮体がんの罹患(全国推計値)は、1982年が 2,177 人、2012年は 13,606人と、30年前に比べて約6倍に増えています。

子宮体がんは、エストロゲンの長期的な刺激と関連づけられていて、肥満、閉経が遅い、出産経験がない人は、発症のリスクが高くなるとされています。年代は40代より増えはじめ、50~60歳代の閉経前後が発症のピークになっています。

子宮体がんの細胞診検査は、子宮の中に器具を入れて細胞や組織をとるため、多少の痛みを伴うことがあります。そのため検査を敬遠してしまう方がいますが、発見が遅れると命にかかわることもあります。40代以降の出産経験がない“おこなしさま”は、高リスクになるため積極的に健診を受けましょう。

 

卵巣ガン

女性は月経周期の過程で排卵をしていますが、この排卵で卵巣表面に傷がつくことが、腫瘍ができる一因ではないかという説があります。妊娠すると排卵はストップしますが、妊娠・出産経験がないと生涯の排卵回数も多くなります。そのため、卵巣がんにかかるリスクが高まるといわれています。

他にも、初潮が早い、閉経が遅い、乳がんを経験している、子宮内膜症の既往歴、卵巣ガンの家族歴があるなどが、リスク要因にあげられています。国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」によると、卵巣がんの罹患は、1982年 3,079人、1992年 5,807人、2012年 9,384人と子宮体がん同様、年々増加傾向にあります。

卵巣がんになりやすい年齢は40~50歳代の閉経前後が多く、腫れても症状が出にくいために発見が遅れやすい病です。別名「沈黙の臓器」ともいわれるほど、自覚症状が分かりにくいだけに早期発見が重要です。

 

【子宮筋腫】

子宮筋腫は、40歳以上の女性では4人に1人が持っているといわれ、婦人科疾患のなかでも多い病気です。子宮筋腫は良性腫瘍なので命にかかわることはありませんが、大きく成長してしまうと、貧血や激しい生理痛などの不調を起こすことがあります。

子宮筋腫ができる原因は十分解明されていない部分があるものの、やはりエストロゲンが関与しているといわれています。月経回数が多くなるとエストロゲンが多く分泌され、筋腫が成長しやすい環境になってしまうようです。

働く女性を悩ます子宮筋腫。周りにも何人か筋腫持ちがいますが、“おこなしさま”は人一倍、子宮のことを気にしてあげないといけませんね。

 

【子宮内膜症】

子宮内膜症は、子宮の中にだけ存在している子宮内膜が卵巣や腹膜など子宮以外の場所で発生する病気です。なりやすい人は、月経の周期が比較的短い、1回の月経周期が長め、初潮が早かった、未産女性や出産回数が少ない女性があげられています。

子宮内膜症もはっきりした原因がまだ解明されていないようですが、エストロゲンが子宮内膜症組織の増殖に影響を与えてしまうため、月経年数が長くなるほど増加するとされています。

なりやすい年齢は20代、30代と上がっていき、40代ではピークを迎えます。40代が多いのは子宮内膜症とエストロゲンが深く関係しているからで、女性のライフスタイルの変化に伴い増加している現代病とも呼ばれています。

 

定期健診も活用したい

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