アプリのセフレ、顔で選んだけれど…54歳が見舞われた「恐怖の豹変」【40代、50代の性のリアル】#24前編

2022.03.24 LOVE

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出会いのシーンにおいて、相手のルックスがまったく気にならないという人は少ないだろう。美醜に強くこだわっているわけでなくとも、多かれ少なかれの好みがあってもおかしくない。人は外見からそれだけ多くの情報を読み取っているということでもある。

 

チカコさんは、きっぱり「私はまず顔からいくんです」と言い切る。名古屋在住の54歳、趣味がジョギングというだけあって引き締まったボディラインで、はつらつとした印象の女性だ。離婚歴があり現在は独身、マッチングアプリで出会った男性と交際している。

 

●顔で選んだ男性と待ち合わせ…現れたのは別人!?

マッチングアプリは、好奇心からはじめてみた。結婚していた20数年間、3人の子どもを育てるのに追われる毎日で、浮気のウの字も思いつかなかった。夫とは小さな衝突はあっても、家庭はおおむね円満だった。

 

離婚後はじめてつき合った相手とアプリでつながったとき、会おうと思った決め手はやはり「顔」だった。

 

「メッセージがたくさん来るなかから、とにかく顔を見るんです。昔から面食いで、整ったきれいな顔立ちが好きなんですが、写真を見ているうちにセンサーに引っかかるような感じがあるんですよ、『この人と話してみよう』って。もちろん待ち合わせ場所でガッカリすることもありました。あのプロフィール写真って奇跡の1枚だったのかな、っていう人」

 

●顔よし、経済力あり、女性を上手にエスコート。理想の彼との出会い。

特別に写りの1枚を選ぶという気持ちを否定するわけではない。女性だって同じことをするだろう。チカコさんも自分にそう言い聞かせて食事をしてみたけれど、話は弾まなかった。思ったより美形でなかったことに失望したというよりは、写真を見て想像していた人物像と目の前の人が、外見も含め何もかもズレてしまっていたということではないだろうか。

 

何度かの気まずいデートを経て出会ったのは、12歳年下の既婚男性だった。顔も好み、年下ながら経済力があり女性に財布を開かせない。チカコさんは20数年ぶりにお姫さまのように扱われていると感じた。

 

「セックスもよかったんです。気持ちの入り方が違うと、身体の反応も違うものなんですね。いままで私がしてきたセックスは、何だったんだろうと思いました」

 

●セックスしないなら、夫婦でいる意味はあり? なし?

元夫とのセックスに、いい思い出はほとんどない。夫の国籍はアメリカで、結婚についての考え方もアメリカ式だった。週1、2回の継続したセックスがなければ夫婦とは言えない。チカコさんは家族としての夫には愛情を感じていても、恋愛感情のようなものはとっくになくなっていた。

 

「私は好きという気持ちがないとできないんです。それでも求められれば応じていたんですが、そんな惰性のセックスで感じるわけもなく、身体もどんどん反応しなくなりました。でも夫はそれをわかってくれない、セックスしないなら夫婦でいる意味もないという考えでした」

 

●離婚後はじめての恋愛、デートもセックスもパーフェクト

日本では多くの夫婦が、セックスパートナーでなくなってもライフパートナーとして、婚姻関係を維持して家庭を営む。けれどアメリカ人の夫にその理屈は通じない、とチカコさんは感じていた。

 

家族を解散する時期なのかもしれない。子どもは成長していたので、父親とはそれぞれが関係性を築き、会いたいときに会えばいいと考え、別居を経て、離婚した。

 

離婚後、セックスが気持ちいいという感覚がよみがえってきた。アプリで出会った彼は既婚者なので不倫になるが、ときめきを感じ、相手のことを好きだとはっきり思えた。週2回の逢瀬、相手の出張について行き、つかの間の旅行気分も味わった。何をしていても楽しかった。

 

●元子役のアラフィフ男性。美形はどれだけ見ても飽きない。

が、彼の転勤により、ふたりの関係は10カ月で突然、終止符が打たれた。さみしさを引きずりながらも、チカコさんは再びマッチングアプリを開いた。そこで目が吸い寄せられたのがマサルさん、1歳年下の独身男性だった。

 

「幼いころからかわいくて、子役をしていた時期もあったそうです。アラフィフになっても、そのかわいさが残っていたんですね。よく美人は三日で飽きるといわれますが、私はこの顔だったらいつまでも見ていられると思いました。私にとっては、すごく重要な要素なんです」

 

しかしチカコさんは後になって思う、顔以外の要素が見えなくなっていた、と。

 

●交際が落ち着いてくると見えてきた、セックスの欠点

交際がはじまり、週1ペースで会うことになった。お互いに家が近かったので、金曜の夜、チカコさんの仕事終わりに合わせてマサルさんが車で迎えにいき、彼の家で週末を過ごす。ドライブが好きというチカコさんのリクエストに応えて、あちこち連れていってくれた。

 

いくつになっても恋は盲目、いろんなことが見えなくなる。しかし時間が経ち関係が落ち着けば、これまで気づかなかったことがイヤでも目に入ってくる。

 

「セックスもそうだと思うんです、つき合いはじめは気分が盛り上がって何をしていても気持ちいい。でも実は、最初から引っかかっていたんですよね。前戯というものがほとんどなくて、軽くキスしたらすぐ挿れようとする。そのうえ、あまりに早いんです。いずれよくなるだろうと思っていたのですが……一向にそんな兆しは見られなかった」

 

●別れたいのに、ほだされてずるずるとつき合いがつづく…

身体だけでなく、性格も合わないのではないかと思いはじめたチカコさん。マサルさんは物事をネガティブにとらえる傾向があった。ふだんから陽の気を周りに振りまいているようなチカコさんが、励まし、支えようとしたけれど、彼の耳には届いていないようだった。

 

「価値観の違いがどんどん出てきて、別れたほうがお互いのだめだと思ったんです。彼はそれでも私のことが大好きで、別れ話を切り出してもはぐらかされたり、丸め込まれたりでずるずるでつづいてしまって。でも私は本当になんとかしたかったので、マッチングアプリで新しい人を見つけることにしました」

 

●深夜のスマホチェック。新しい彼とのLINEを見られた!?

そうしてチカコさんはリョウタさんに出会った。すぐに惹かれ合ったが、チカコさんはまだマサルさんと別れることができずにいた。そんな相手がいると、リョウタさんに告げることもできないままだった。

 

「でも気持ちはもう新しい恋に向かっているんです。そうするとマサルさんといてもスマホを気にしたり、デートに出かけても気もそぞろだったり。彼も何か勘づいたんでしょうね。私の誕生日に、彼がすてきなホテルを予約してくれたんです。断るのもヘンだし出かけたのですが、その夜、私が寝ているときにスマホを見られたみたいなんですね」

 

ロックをかけていたスマホを、マサルさんがどうやって解除したのかは、いまだにわからない。LINEにはリョウタさんとのやり取りがしっかり残っていた。誰が見ても、恋愛関係にあるとわかる。深夜、チカコさんは叩き起こされた。

 

つづき>>>このあと、イケメン彼氏が恐怖の〇〇に……そしてチカコさんの運命は?

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この記事を書いたのは
フリー編集&ライター 三浦ゆえ

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