恋の「トラウマ」からアラフォー男性を救い出したたったひとつの「武器」とは

「またお付き合いをしたいけど、以前女性にひどく傷つけられたトラウマが消えなくて踏み出せない」

こんなアラフォー男性の悩みは、「人を愛して傷つくことが怖い」というものでした。

トラウマは、時間が経てば経つほど心のなかに固定された痛みとして居座ってしまい、乗り越えることが難しくなります。

そんな男性が不安定な心と向き合い、一歩踏み出す勇気を得ることができたのは、常に「見返りを求めない愛情」で接し続けた同じアラフォー女性の存在がありました。

「ただ愛したい」気持ちが人の心を開いた例について、恋愛相談家の視点からお話します。

 

【恋愛ファイル002】「誰からも愛されたくない」

「数年前、当時言い寄ってくれた女性とお付き合いをしていましたが、相手の都合のいいように振り回され、最後は音信不通になって捨てられました。

それ以降、いいなと思う女性がいても恋愛に積極的になれず、アプローチされても上手く返せずに相手が離れていくことを繰り返しています。

『付き合ってもどうせまた嫌な終わりになるんだろうな』『自分は愛されないんだろうな』

と思うと、怖くて恋愛に飛び込む勇気が持てません。

そんな自分に長い間好意を向けてくれる女性がひとりいます。

以前のことを話すと『つらかったんだね』と言ってくれるものの、何も求めてこないので自分もどう接すれば良いかわかりません。

誰にも愛されない方が楽だと思うのですが、その一方でこの女性と向き合ってみたい気持ちもあります。

どうすれば良いのでしょうか?」(37歳/公務員)

 

「何も求めない」ことは本当に愛情がないとできない

一度大きな傷を受けてしまうと、その出来事が女性の「基準」となってしまい、信用できなくなる、ということは実際にあります。

良い関係になれそうな気がしても、何かの拍子にその出来事がフラッシュバックされてしまい、その時の痛みを思い出して先に進むことが怖くなる。

それならいっそ、ひとりでいい。

そうやって、相手の気持ちからも、自分の心からも目を背けてしまいます。

ですが、人を好きになることは理屈じゃありません。

「受け入れたい」と考えてしまう女性がいる時点で、本当はトラウマを半分は克服できています。

彼女の何が男性の心を開くきっかけになったのか。

彼女は、定期的に彼に連絡し、また彼からのメールにもいつも丁寧に返信していました。

他愛ない雑談でも、真面目な話でも、常に変わらない態度と言葉で接していたと言います。

ふたりきりで会うことはなくても、そんな約束ができなくても、ほかの人がいる場で一緒になれば笑顔で声をかけてくる。

距離が縮まるような会話になっても、彼が口を閉じれば無理には聞き出さない。でも自分の思いは伝える。

彼女のペースで事を運ぼうとせず、食事やドライブに誘っても彼に断られれば潔く引く。

控えめに好意は伝え続けても、彼からの返事には期待しない様子が見てとれました。

「求めない」ことは、それ自体が愛情です。

彼は、そんな彼女の「真意」がわかりませんでした。

好かれているのはわかるけど、付き合ってくれとも言わないし、自分に何かを要求してもこない。

今までなら、以前自分を捨てた女性ならそうしてきたであろうことを、彼女はしない。

トラウマのことを話したから、気を遣ってくれているのはわかるけど、どうしたいのかわからない。

「女性はこんなものだ」という思い込みと、それに反する彼女の姿に混乱していたのですね。

ですが、そんな彼女に少しずつ心を開いている自分も自覚していました。

一緒に食事に行ったらどんな感じなんだろう。面白い映画について話したいけど、急にそんな話題を振ったら迷惑だろうか。

自分から先に進む恋愛を遠ざけていたせいで、彼女に興味を持っている自分をわかっていても、踏み込む勇気が持てずにいました。

一年、そんな関係を続けてきた彼に向かって私が言ったのは、

「居心地の良い関係って、それだけで安心できるよね。

だったら、自分を信じてみればいいんじゃない?

ふたりで今の関係を築いてきたんでしょう?」

というもの。

短くない時間、少しずつ積み上げてきた「信頼」こそ、彼が信じられるもの。

それは理屈や理由じゃなく、「彼女と一緒にいたい」という恋心そのもの。

彼女の「何も求めてこない」姿勢が、彼から「信じる」勇気を引き出していました。

 

「信じる」のは、相手ではなく自分

 

彼は、私の言葉を聞いてもまだ動けずにいました。

彼女への気持ちをはっきりと恋愛感情なんだと認めることは、「次の関係に進める」希望と「後戻りできなくなる」怖さと表裏一体。

ですが、彼女の態度に寂しさを覚えることもまた、苦しかったと言います。

いつも笑顔で話すだけじゃなくて、「付き合って」と言ってくれれば、次は頷くのに。

・・・どうして告白してくれないんだろう。

その疑問が寂しさから来るものだと気づいたときに、彼は彼女のことを本当に好きになっている自分に気が付きました。

そして、自分から想いを打ち明け、晴れてふたりはお付き合いをするようになります。

「決定打」を打てたことで、彼の中に居座り続けたトラウマは、だいぶ影をひそめていました。

「信じる」のは、相手ではなく自分。

それが、後悔しない道を選択する最善の方法ではないでしょうか。

今まで見たこともないような照れた顔で報告してくれる彼の顔を見ながら、この信頼を彼に与え続けたアラフォーの彼女は、本当に勇気のある人だと思いました。

彼女は、彼ではなく彼のことを好きな自分を信じて、ひたすら愛情を伝え続けていたのだと感じます。

それが、「誰も愛したくない」という彼の心を開いていった唯一の「武器」となりました。

 

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