10の家事手間が1まで激減…「徹底してムダを見直した」キッチンとは【アカネさんの究極時短な家#1】

2022.04.17 LIFE

はじめまして、コーポラティブハウスのプロデューサーとしてフルタイムで働く佐藤丹音です。小学校4年生と保育園児の姉妹、夫と4人で都内に暮らしています。大学、大学院では建築を学び、設計事務所で個人住宅の設計をした後、10年以上今の仕事を続けております。

 

以前は自身がプロデュースしたコーポラティブハウスに住んでいましたが、次女の出産を機に仕事と子育ての両立を考え、職場から徒歩5分の現在の家に引っ越してきました。この家は、「ラクしてすっきり楽しく暮らす」をテーマに、計画・設計してフルリノベーションした中古マンションです。

 

家具、道具、家の中に置かれたすべてのものに「ラク」の理由がある……とまで言ったら大げさかもしれませんが、母である私自身が心を落ち着け笑顔で穏やかに暮らすことは、家族にとって何より大切と考えて、常に「もっとラクする方法」を考え続けています。

 

暮らしの中の1つ1つの品と、暮らしそのものを「ラクするしくみ」に変えていく家の工夫を順番に紹介していきます。

 

【連載・アカネさんの究極時短な家#1】

 

キッチンは「徹底的に省く」ことで、少しでも片付けがラクになるように工夫しています。

©大倉英揮

 

いちばん最初にご紹介したいのは、キッチンです。1日のうちでもおそらく最も長い時間過ごすキッチン。ラクに家事ができて、かつ自分の気分が上がる場所にするために色々な工夫とこだわりで作りました。

といっても、高級なブランドシステムキッチンや食洗機など便利な道具を導入したわけではありません。逆に、なるべく「シンプル」を徹底しました。

 

「ラクする」ための最大のポイントはシンクとコンロの周りはほぼ何も出さず全部収納できるようにしたことです。

物がないシンプルなキッチン。

 

料理をするのも大変ですが、キッチンは片付けや掃除のが何より億劫ですよね。一見コンロ回りに道具があって使いやすそうでも、目に見える場所に物がたくさんあると情報量が増えて作業の手戻りが多くなりがちですし、物があると、ちょっとくらいまあいいか、とどんどん物が増えていきます。

 

そして物が片付いていないところで料理となると、もっと物が増えて、すべての効率が悪くなり結果的に時間もかかるし「ラク」できないなと気が付きました。

 

以前の家はフルオーダーのキッチンで、とても気に入っておりました。しかし、なるべく物を定位置にしまうことは意識してはいても、ついつい色々置いてしまって……。壁面がタイルで飾り棚やツールバーなどもたくさんついていたので、定期的に物をどかしての掃除が必要でした。

以前住んでいたコーポラティブハウスのキッチン。棚の位置やタイルなど、かなりこだわって設計したのでお気に入りの空間でしたが、掃除と片付けが大変……。

 

そのため、今回のキッチンはホコリや油がたまらないよう凹凸を無くし、壁面の棚やフックなどもすべて省きました。また、壁面がガラスパネルな点も特徴です。これは私の仕事上の知識を生かした施工で、ガラスは汚れがこびりつきにくくタイルなどに比べてお手入れが格段にラクなんです。お値段は少し張りますが、気分を上げる意味でもここはこだわって設置してもらいました。

壁面のガラスに室内の風景や光が映り込むので、表情が変わるのも気に入っています。

毎日寝る前にキッチンの上をすべて片付け、ファイバータオルですっとまるごと拭くだけで掃除が完了します。朝起きた時に何もないキッチンに立つのはとても気持ちがいいですし、すぐに朝ごはんの準備にかかれるので時間がない朝でもラクに家事が進みます。

 

何も出ていないと、いったん必要なものを頭の中で整理して取り出すという工程が入りますが、そのことで逆に行動の無駄が省けてラクに作業を進めていけるのではないかと思います。

 

 

油ハネ掃除をラクにするために!アカネさん超オススメの『排気口カバー』

ここで、ちょっと便利グッズをご紹介。

 

魚焼きグリルがある場合、排気口の網に日々の料理の油が飛び散って掃除が大変ですよね。いい方法はないかとインターネットで『排気口カバー』を発見し、ぱかっと載せました。油ハネが排気口カバーを丸洗いすればOKになり、掃除がグンとラクになりました。色や形などいろいろな排気口カバーがあるのでインターネットでぜひ探してみてください!

魚焼きグリルの排気口の網

インターネットで購入した『排気口カバー』ステンレスなのでお手入れがラク!

 

次回は「ラク」するシンク周りの工夫をご紹介します!

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