50歳、もしかして私は更年期でしょうか。通院しても治らない腰痛、筋肉痛、体のこわばり【100人の更年期#75】前編

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閉経の前後5年を一般に、更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は50歳なので、45-55歳の世代は更年期に当たる人が多いもの。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

私ってもう更年期なの?みんなはどうなの?

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

【100人の更年期#75】前編

 

ユカリさん 50歳

夫と19歳の息子との3人暮らし。パート勤務をしながら水泳やストレッチなどの運動を8年間続けている

 

水泳にストレッチ…しっかり運動しているのに腰痛が始まった48歳

パートタイムで働くユカリさんは、年下の夫と19歳の息子と3人で暮らす50歳。健康のために、自宅近くのプールで泳いだりストレッチをしたりと、運動を欠かさないようにしています。水泳で体力がつき、健康には自信があるユカリさんでしたが、48歳のあるときから腰に痛みを感じ始めました。

 

「すぐに整形外科へ行ったら、慢性腰痛と言われました。でもね、腰痛が始まったのはつい最近で、それまで腰痛になったことがなかったのに、慢性ってあるのでしょうか……? なんだか納得できませんでした」

 

腰痛が治らないまま1年が過ぎた49歳のある日から、今度はすねや太ももの筋肉に痛みを感じ始めたユカリさん。筋肉を酷使した後の疲労感のような体の重さとズキズキとした痛みが、繰り返し襲ってくるようになりました。病院の診察には疑問を持ったままのユカリさんでしたが、腰痛と筋肉痛のダブルパンチに耐え兼ね、再び病院へ行きました。

 

「前回とは違う、もっと大きな病院へ行きました。診断結果は、すべり症でした。椎間板がずれる病気で、体幹部の筋肉を鍛えるよう言われました」

 

49歳で感じる腰痛や筋肉痛や体のこわばり。これって更年期の症状?

医師からのアドバイスに従って、ユカリさんは体幹トレーニングができる施設へ通い始めました。ですが、腰痛も筋肉痛もいっこうによくなりません。日々、不安が募るばかりのユカリさんは、自分でも原因をインターネットで調べてみることにしました。

 

症状や原因について検索するうち、腰痛や筋肉痛は女性ホルモンの減少が影響することもあると知ったユカリさん。「女性ホルモンの減少」というキーワードから、更年期の症状かもしれないと思いました。実はこの頃、ユカリさんにはもう一つ、気になっている体の変化がありました。それは、毎日やっているストレッチ中に感じ始めた、体のこわばりです。

 

「日に日に体が硬く、こわばっていく感じがあり、動かしにくくなっていきました。もしも、これも女性ホルモンの減少が原因だとしたら、更年期の症状かもしれないと思いました」

 

▶【この記事の後編】病院3院をたらい回しにされた挙句、更年期ではないと言われた。その結果…

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