これも更年期?「フェムゾーンの奥がムズムズかゆい」お盛んだねと友人にからかわれ…

「50代なのに性病?」友人の嫌味に激怒!膣のムズムズやおりものの変化は膣の乾燥が原因だった!

40〜50代になり、「最近、膣がムズムズする」「急におりものの色や臭いが気になるようになった」などの悩みはありませんか?

日本の女性は、平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。

この時期はホルモンバランスの影響で、さまざまなからだや心の不調に悩む女性が多いようです。

更年期女性のお悩みのひとつに「膣の乾燥」があります。

膣の乾燥は、デリケートゾーンのムズムズ感やおりものの異常などの原因となります。
今回は、更年期の膣の乾燥の改善法について、「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。

 

膣のムズムズ感やおりものの異常が出てきたけれど…

夕子さん(53歳)は、最近、膣のムズムズ感やかゆみに悩んでいます。

「仕事中など何かに集中しているときは気にならないのですが、寝る前などふとしたときに、陰部、とくに膣の中が急にムズムズします。ムズムズ感で眠れないときもあるくらいです」

誰にも相談できず、婦人科に行くのも気が進まず、ずっと我慢していた夕子さん。

「でも、ムズムズ感だけでなく、おりものの量が増えてニオイも気になるようになってきて……」

このまま放置していてよいのか、思い悩む日々を過ごしていました。

 

50代なのに…「それ、性病なんじゃないの(ニヤニヤ)」友人の言葉にショック

ある日、昔からの友人に久しぶりに会う機会があったそうです。

「最近、アソコの中がムズムズしてすごく気になるのよね。おりものの量もなんだか多くてニオイも気になるし……」

気心の知れた友人だったので、夕子さんは思い切って相談してみました。

「それって性病の症状じゃないの? 夕子も50代なのに盛んだね」

思いがけず嫌味を言われて、夕子さんはショックで落ち込んでしまいました。

 

知られていないけれど…膣の乾燥も更年期の「悩み深い」症状だった!?

友人の言葉が気になった夕子さんは、婦人科を受診してみることにしました。

「更年期になると、膣の粘膜の潤いを保つ女性ホルモンが減少するため、膣が乾燥してムズムズ感やおりものの異常が生じることがあります。性病ではないので安心してくださいね」

と医師に説明されて、夕子さんはほっとしたそうです。

「ホルモン補充療法には抵抗感があったので、まず漢方治療を試してみることにしました」

医師に処方された漢方薬は六味丸(ろくみがん)。
六味丸は、からだの潤いを補い、膣の乾燥の改善が期待できます。

「漢方を始めて、だんだんと陰部のムズムズ感が気にならなくなってきました。おまけに、肌ツヤもよくなって調子がいいので今も続けています」

 

更年期の膣の乾燥には漢方を試してみて!

「膣の乾燥」は更年期によくみられる症状のひとつです。
そして、更年期の不調の改善には日本産婦人科学会も推奨している漢方薬がおすすめです。

膣の粘膜は女性ホルモンがつくる粘液で保護されています。
しかし、更年期になると、女性ホルモンが減少してしまい膣が乾燥しやすくなるのです。

また、膣の乾燥は、加齢やストレスによるホルモンバランスの乱れに加えて、膣の粘膜への血流不足が原因と考えられています。

膣の乾燥の改善には、「血流をよくして膣に栄養を届け、膣粘膜の働きを回復させる」「水分の循環をよくして膣に潤いをあたえる」「女性ホルモンのバランスを整える」といった作用の生薬を含む漢方薬を選びます。

また、漢方薬で心とからだのバランスを整えることで、膣の乾燥だけでなく、排尿痛や頻尿など、更年期のさまざまな不調を同時に改善することも可能です。

からだの内側からやさしく働く漢方薬なら、毎日のむだけで不調の解消と根本的な体質改善を目指せるでしょう。

更年期の膣の乾燥には以下の漢方薬がおすすめです。

<更年期の膣の乾燥におすすめの漢方薬>

  • 八味地黄丸(はちみじおうがん):冷えや頻尿が気になる方に。
  • 四物湯(しもつとう):貧血やしもやけが気になる方に。
  • 温経湯(うんけいとう):冷えやおりものが気になる方に。

ひとつ注意点として、漢方薬を選ぶ際は、ご自身の体質・状態に合っているかがとても大切です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
漢方薬局や病院へ足を運ぶのは敷居が高い、対面では相談しにくいという方は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのもいいでしょう。

AI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスなら、気軽に漢方のプロに相談できます。お手頃価格で個人に効く漢方を見極め、自宅に郵送してくれますよ。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

漢方で更年期の膣の乾燥の悩みから抜け出そう!


40〜50代になってからの膣のムズムズ感やおりものの異常は、更年期の膣の乾燥が原因かもしれません。
ひとりで悩まずに専門家に相談してみませんか?

漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師  JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/

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