「かつる」でも「わける」でもありません。「抉る」の読み方、知っていますか?

2022.12.16 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「抉る」です。

「抉る」の読み方は?

どこかで見たことがありそうでないような「抉」ですが、「かつる」でも「わける」でももちろんありません。まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「えぐる」です。また「こじる」「くじる」とも読みます。

「抉」という漢字には“えぐる。こじる。ほじくり出す。(出典元:抉|漢字一字|漢字ペディア)”という意味があります。

「抉る(えぐる)」とは

[動ラ五(四)]
1 刃物などを深く刺し入れ、回して穴をあける。くりぬく。
2 心に強い衝動や苦痛を与える。
3 物事の隠れた面を鋭く追及する。

[動ラ下二]「えぐれる」の文語形。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味です。

上記を意味する場合は、「抉る」の他に「刳る」と書くこともできます。「刳」には“①えぐる。くりぬく。②さく。切り開く。(出典元:刳|漢字一字|漢字ペディア)”という意味があります。「くりぬく」を漢字で表すと「刳り抜く」となります。

「抉る(こじる)」は

1 すきまなどに物をさし入れてねじる。
2 ひねくれた言い方をしたり、抗議したりする。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味で、同辞書に「抉る(くじる)」は

1 棒などで、穴の中をかきまわす。
2 えぐって中の物を取り出す。
3 堅い物を突き刺して穴をあける。うがつ。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

と記載されています。

どこかで一度は聞いたことのある表現だったかと思いますが、「抉」という漢字は日本漢字能力検定1級に相当する漢字であり、かつ常用漢字表で音訓として認められていないこともあり、ひらがなで「えぐる」と表記されることが一般的です。日常生活で見かける機会は少ないかと思いますが、本記事をきっかけに「抉る」という漢字表記を思い出していただけると幸いです。

 

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