産婦人科医・高尾美穂先生から、40代50代働く女性へのメッセージ。「更年期は自分が快適であることを目指してください」

雑誌の連載、テレビのコメント、ポッドキャスト。いつ、どこで触れても、いつでも同じように暖かく清々しい気持ちを受け取れる。そんな産婦人科医の高尾美穂先生に、普段からそっと心を支えてもらっている人も多いのではないでしょうか。

 

この1月、高尾先生をお招きして、主婦の友社の雑誌『健康』×オトナサローネ発の社会提言『アフタヌーンエイジプロジェクト』コラボレーションイベントのお話会が開催されました。

 

このお話会の席で、オトナサローネは40代50代の働く女性に向けたメッセージをいただきました。イベントの内容と併せてお伝えします!

 

高尾先生!場内に歓声、満場の拍手でスタート

この日、マニッシュな黒コーデの高尾先生が姿を見せるや、場内からは盛大な拍手と「高尾先生!」「かわいい♡」の声が!

先生に「かわいい」は失礼と思いつつ、でも、正直本当にかわいいんです、先生。

そして始まる先生の語り。ひとことずつ大切に言葉を紡ぎ出し、私たちの心の奥底にふんわりと寄り添ってくれる高尾先生の声に、会場参加約50名、オンライン参加約30名の皆さんはじっと聞き入ります。

ときに笑い、ときにため息、ときに納得。あっという間に予定の90分が過ぎてしまい、時計を見て「うそでしょう??」と驚きました。

 

このイベントでのトーク内容は雑誌『健康』に詳しく紹介されていますが、高尾先生、働く40代50代の、日々ちょっと疲れている私たちに、どうかメッセージをくださいませんか?

 

毎日なるべくご機嫌で過ごすために「時間」の使い方を変えてください

こんにちは、産婦人科医の高尾美穂です。私は普段から、更年期世代の女性は「自分が快適であることを目指す」ことが大切とお伝えしています。

 

それは自分にいいだけではなく、周りにいる人たちにもいいことなんです。

 

お母さんがご機嫌でいることは、お子さんにはとっても大切なこと。それができない人が多いのは、ご自身に余裕がないからです。余裕がないのは周囲に頼れないから。だから、頼る、上手にアウトソーシングすることはとても大切です。

 

女性はみんな頑張り上手なのですが、それって無理して頑張っていますよね。そこに早く気が付くと、無理は続かないよね、となるはずです。

 

もっとも望ましい環境下であれば無理も続くのだと思いますが、更年期という、環境ではなく体調的な不調があるときに無理をする状態は変えてほしい。それには、まず時間の使い方を変えることです。

 

更年期のいまは、これまでと違って「自分本位」になっていい

 

日本の女性の多くは子どものため、旦那さんのため、仕事のために24時間を使っておられます。だから睡眠時間が短く、また運動の時間もない。これらはメンタルが落ちる原因になります。「自分のために時間を使う」という決意が自分の調子をよく保つ大事な材料になります。

 

調子が悪くない人は突っ走ってくれたらありがたい。でも、調子悪いと感じている人は何かを変えたほうがいいのです。その代表が時間の使い方なんですね。

 

時間は誰にも平等で、誰にでも同じように過ぎいき、貯めておくことはできません。働く女性は大抵みんな、本来なら自分のための時間を削って暮らしています。でも、更年期のいまだけは自分本位になっていただきたい。

 

働いてる女性って、本当にちゃんとしてるんです。言われたことは終わらせるし、時間にも遅れずきちんとくる。それが当たり前になっていますが、実はゆとりや余裕をある意味犠牲にして、そういうちゃんとした状態を保っているのかもしれない。

 

▶【後編】でも、たったひとつ「もし当てはまるなら、これだけは変えてほしい」ことって?

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