20代営業パーソン、50代の叔父叔母が「立て続けに見舞われた大病」で知ったシェア・ウェルネスの大切さ【シェア・ウェルネス#5】
更年期の不調問題に取り組むオトナサローネは、更年期だと口にしやすい社会、そして誰もが不調時に休みやすい社会を作る「アフタヌーンエイジ・プロジェクト」を進めています。
そんなオトナサローネは、3月8日の国際女性デーを機に「シェア・ウェルネス」の提唱をスタートします。
どれだけ時代が変化しても、女性にとって男性がよきパートナーであることには変わりがありません。
「シェア・ウェルネス」は他者同士がお互いが補い合い、支え合って、よりよい次世代の日本を作るための提唱です。パートナーを補いあう「シェア・ビューティ」、楽しんでコミュニケーションを深める「シェア・フーズ」、世代を越えて知識も伝えあう「シェア・ヘルス」など、お互いの違いを理解した上で、いっしょによい世の中に変えていきたい。私たちが共通して抱えているそんな思いを提唱としてまとめました。
オトナサローネに関わるメンバーたちがこの「シェア・ウェルネス」をどう捉え、どう実践していくのか、ひとりずつの声をお届けします。
若手メンバー’s OPINION 24歳・女性 営業
直接セールスには携わりませんが、メンバーとして参加している20代の「シェア・ウェルネス」の声をご紹介します。
ひどくイライラしている叔父。若年性認知症を疑ったが、実は驚きの病名が
私の母の妹と、その夫の話です。叔母・叔父はともに現在50代半ばで、私と同世代の従妹と4人で暮らしています。2年前の12月、叔母から母に電話が入り、叔父がどうも病的にイライラして人が変わったみたいだ、おかしいと相談されました。叔母は若年性認知症を疑っていたみたいなのですが、叔父はなかなか病院に行かなかったそうです。
年が明けてしばらくしてから、こんどは叔父のあごに大きな腫れ物ができて、それが治らないのが気になるいう相談がありました。皮膚科に行ったけれど何でもないと言わてしまい、だけど1か月も治らないのはちょっと嫌な感じがする、何だろうと話をしていたら、たまたま次の通院のときその皮膚科が休診だったようで、別の皮膚科にかかったところ「すぐに検査してください」と大きな病院へ転院に。すぐに、実は白血病だったと判明しました。あと2週間遅れていたら危なかったのだそうです。これが去年の4月の話。
「治らない痔」には、じつは別の原因が潜んでいた…?
あとから聞いたら、叔父は怪我が治らないせいで指の色が悪くなっていたほか、実は長い間痔が治らず苦しんでいたのだそうです。でも、自分で治せると言い張って、かなり強い痛みがあったはずなのですが、なかなか病院に行ってくれなかった、もっと早く無理にでも連れていけばよかったと叔母が言っていました。
ゴールデンウィークごろに叔父の治療が無事に始まり、親戚一同は胸をなでおろしたのですが、時を同じくして、今度はなんと叔母に乳がんが発覚しました。かなり大きなしこりの状態で見つかったそうですが、それまで全然気が付かなかったとのこと。叔父の健康問題に直面することで、叔母も自分の身体に意識が向いて、それで見つけられたのではないかと母は言っていました。その後叔母も治療を行い、最近夫婦で調子を取り戻してきたところです。
不調を口にできる社会と同時に「不調に気づきやすい社会」を作る必要がある
たまたま2人ともコロナ禍でこの3年は健康診断に行っていなかったそうで、通常ならもっと早く見つかったのかもしれません。そう考えると健康診断は大切です。また、専業主婦の母からすると、共働きの叔母夫婦は仕事で忙しいことを口実に健康に気を配らなさすぎで、母は「50代になったら自分で休みを作り出して病院に行かないとダメだよ」と言っていました。
いずれ人は年をとり、病気になりますから、不調だと言い出す社会を実現するその手前で、自分の不調に気づける社会にも変えていかないとなりません。男性が、女性がという話ではなく、叔母のように不調に気づきにくい人も存在しています。「シェア・ウェルネス」のディスカッションをしながら、私はずっと叔父と叔母のことを考えていました。
知識があれば解決できる問題もたくさんある。話しやすい環境を作っていきたい
「こういう不調があるけれど、どんな原因があるのかな?どうすればいいのかな?」という会話が、家庭でも会社でももっとできるようになったらいいのにと思います。たとえば、会社でしんどそうにしている男性がいた場合、汗もたくさんかいているなら、もしかしてホルモン由来の不調もあり得るのかな?というようなことも、知識があれば気遣ってあげることができるかもしれません。
知識がないと偏見につながりますが、知識があれば解決につながります。いろいろなことを力を合わせて解決していけるといいなと思います。
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