
恋愛マンガだけの話じゃなかった「お試しのお付き合い期間」。これがとっても大切な理由って
40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第17回目は、不定休のお仕事で男性と知り合う機会すらなかったオトナ女子。ナオさんです。親の勧めで結婚相談所に入会したものの、年齢が壁となりなかなか成果が出ません。そんな中珍しく参加したパーティで行動を起こし、見事結婚を果たしました!
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。
【40代以降で成功!「オトナ婚」第17話(後編)】
お試し期間終了のタイミングで正式にお付き合いを申し込まれる
――お試し期間を経てお付き合いをすることになったナオさんとご主人。その後はすんなり進んだのでしょうか?
「お試しのお付き合いを始めてから3ヶ月経った時、相談所の人から『どうなの?』と聞かれて、『私は彼がいいと思っています』と伝えました。そしてちょうどその日の夜にデートすることになっていたのですが、どうやらそのスタッフが私の気持ちを彼に伝えていたみたいで(笑)。彼は彼で担当さんから『ナオさんはそのつもりのようだから、今日きちんと伝えなさい』と言われていたようなんです。
で、その日の食事が終わった時に『結婚を前提にお付き合いしてください』と言われました」
――それから数ヶ月のお付き合いを経て結婚に至るわけですね。あらためてプロポーズなどはありましたか?
「元々私がパワーストーンが好きで、それを結婚指輪にしたいと彼に伝えていたんです。それで二人で指輪の下見に行った際、指輪を見た後に近くのお店でお茶していて、彼の方から『指輪を見にきたということは、そういうことだからわかってるよね?』と言われ、その時に私も『わかっているけれど、一応言葉で欲しいです』と言って、なかば無理やりに彼に『結婚してください』と言わせました(笑)」
――おめでとうございます! そこからはスムーズに?
「そうですね。お互いの両親に会い、とんとん拍子に進みましたね。
4月に婚活パーティで出会って、結婚式をちょうど一年後の4月、入籍を5月にしました。年も年だし、結婚式は必要ないと思っていたのですが、彼の父親のたっての希望で結納も結婚式もしました。今思えばやってよかったと思います。両親の喜ぶ顔も見られましたし」
喧嘩をしない秘訣は「相手に求めすぎない」こと
――今はどのような結婚生活を送っていますか?
「結婚してから5年ほど経ちますが、喧嘩をしたことは一度もありません。仲良く過ごす秘策のひとつに、私は『察してほしい』と思わないようにしてるんです。それは職場で責任者をしていたことが影響していると思うんですよね。若い従業員たちにも『体調が悪い時は悪いと言う、思うことがあれば遠慮なく言いなさい。察して欲しいって甘えないように』と口すっぱく言っていたので(笑)。そういうのが元々嫌いなんですよね(笑)。
なので夫に対しても『言わなくてもわかって』みたいな期待は最初からしていませんでしたね。それが喧嘩にならない理由かもしれませんね」
――ナオさんはサバサバしているタイプなんですね。ご主人はいかがですか?
「彼はすごくマイペースです。『人は人』みたいな感じなので、いい意味で人に干渉しないんです。例えば私がイライラしていても放っておいてくれる。口を挟んだり変に励ましたりしないのが、私には合っているのかもしれませんね。
あと相性がいいな、と思うのが『嫌いなものが一緒』ということ。人混みとか行列とか、自分のペースを乱されることとか、二人ともそういうのが嫌いで。嫌いなものが同じだと、相手に合わせる必要がないし、フラストレーションもたまらない。二人とも嫌いなら、それを好きになる努力をしなくてもいいですしね」
――結婚してよかったですか?
「はい。私が39歳の時に漠然と不安として抱えていた『両親を看取ったあとは一人ぼっち』という不安からは解放されました。子供もいないので、『自分達が幸せに生きていくためにこれからどうしようか』ということだけを共通のゴールとして、模索しながらも楽しく日々を過ごしています」
「周りみたいに婚活に必死になれないし、でも一人で生きていく覚悟があるわけでもないし…」と、どっちつかずの自分に悩んでいた時代もあった話すナオさん。それでも自分のライフスタイルややり方、やりたいことを曲げずに、自分の心に正直に行動したことが、結婚成立につながったのではないか、とミナトは思います。
また、燃え上がりにくいタイプの男性も多いだろうことを考えると、スタッフが手厚くサポートしてくれる相談所で、お試しという少し気楽な方法で意思の確認をしながら前に進んでいくことも結構大事。だからこそ「結婚してから恋愛が始まった」と言えるんでしょうね。
周りに振り回されず、自分のペースで納得しながら行う婚活こそが、後々振り返ってみて「自分はよく頑張った」と認めてあげることにつながるのかもしれない。そう感じたインタビューでした。焦らず、でも諦めず、ですね!
■ナオさんからのメッセージ■
・何歳になっても、心が折れそうになっても投げ出さないこと。
・自分の脚で動かないと確率は上がらない。
・「この人だ」と思ったら勇気を出してアタックする。
最初から読む>>「このままきっと独身だろうな」と思っていたのに…38歳で結婚相談所に入会してわかった「できない女」の盲点
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