「これが更年期の始まりなの?」どんどん悪化するひどい頭痛、40歳女性がたどりついた治療とは

「いつも肩が痛くて頭も重い」「肩こりがひどく頭痛もする」などの悩みがありませんか?

日本の女性は平均で50歳頃に閉経を迎え、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。

これらの時期は、さまざまな心やからだの不調に悩む女性が多いようです。

更年期世代の女性のお悩みのひとつに「肩こりからくる頭痛」があります。

今回は、肩こりからくる頭痛の改善法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。

 

どんどんひどくなる頭痛。ついに仕事のミスに発展

看護師として働く佐紀さん(40歳)は、頭が締め付けられるような激しい頭痛が頻繁に起きて困っていました。

「気圧や天候、ストレスが影響しているのかと、頭痛の原因をいろいろと考えてみても、どれも当てはまらなくて……自分でもどうしてなのかわからないんです」

激務に追われているため、休養や自分へのケアがおろそかになっているという佐紀さん。

「頭痛がする度に鎮痛薬をのんで仕事していたのですが、ある日、頭痛のせいで判断力が低下していたのか、投薬ミスをしてしまったんです」

幸い、患者さんが大事に至ることはなかったとのこと。

「師長から『そんなミスをするなんて看護師失格よ』と言われて、落ち込んでしまいました」

 

脳神経外科での診断結果は「更年期を視野に入れた治療」

この1件をきっかけに、佐紀さんは脳神経外科を受診することにしました。

「日勤と夜勤がある不規則な生活や、からだを酷使する看護、パソコン入力作業の繰り返しで慢性的な肩こりがあるのでは?」

と医師から指摘をうけてはじめて、佐紀さんは自分が慢性的な肩こり状態だったことに気付いたそうです。

「肩の筋肉の緊張が続くと緊張型頭痛が生じます。さらに、40歳という年齢は更年期の入り口に当たり、エストロゲンの減少も頭痛の悪化の原因になっている可能性がありますね」

と医師から説明を受けて、更年期を視野に入れた治療をしていくことになりました。

 

更年期のはじまりは多種多様

先述のとおり、女性の場合、閉経前後の5年間が「更年期」と定義されています。

ですが、閉経の年齢や症状の出方には個人差があり、更年期の症状やはじまりに気づかない女性も多いようです。

一般的に、女性ホルモンの分泌は30代半ばにピークをむかえ、30代後半から少しずつ減っていきます。

このホルモンバランスの乱れに加えて、ストレスや疲労などで自律神経が不安定になると、更年期に似た心やからだの不調が生じやすくなります。

肩こりを伴う緊張型頭痛は、目や肩の疲れなどの身体的ストレスだけでなく、自律神経の乱れによる血行不良も原因と考えられています。

閉経まではまだ年数がありますが、更年期前の時期は、自分の心とからだを改めて見つめなおす準備期間です。

しっかりとケアをして、心やからだのバランスを整えていきましょう。

 

▶つづき『「つらすぎる……」更年期の頭痛におすすめの漢方は? 風邪での頭痛とは選ぶ内容が違います

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