小6夏を終えてわかった!中学受験を考える家庭が小3~小5のうちに「済ませておくべきこと」とは【連載#13】

2023.09.26 WORK

*このシリーズを一気読みするなら

9月も始まり、12月に帰国子女入試を受ける予定の我が家は、本番まであと3ヶ月ちょっととなりました。

 

入試に向けていよいよラストスパート!というタイミングで、学校は学校で行事盛りだくさん……。10月には運動会、11月には2泊3日の修学旅行。

 

息子の担任は中学受験に理解がある先生なので、「どうしても間に合わないというなら、学校にいる間、休み時間などに塾の勉強をしてもOK」と言ってくださっているようです。もちろん息子は休み時間に塾の宿題をする気なんてサラサラないようですが。

 

【連載・のほほん母さんとちゃっかり息子の中学受験@2024】第13話

夏休み明け模試で偏差値が5もダウン!

前回9月6日配信の記事(こちら)で書きましたが、この夏休み、息子は息子なりに、私は私なりに精一杯力を出し切って夏休みを乗り切りました。1日10時間勉強は達成できない日が多かったけれど、「それなりに私たち頑張ったよね」と親子で褒め合っていたのです。

 

が! 先日9月最初の模試の結果が発表。それを見てのんきな親子も愕然……。めちゃくちゃ成績が下がっていたんです!

 

その模試、4月受けたときは偏差値67、7月受けたときは偏差値65。そして先日の9月偏差値がなんと60! 一気に5ポイントも下がって、第一志望校の合否判定はなんと25%となっていました。

 

すべての教科の点数がふるわなかった中、それでも苦手な社会はまあまあ健闘。私も息子も「少しでもよかったところを見つけないと立ち直れない」という暗黙の共通理解のもと、

 

モ「で、で、でも社会の偏差値、過去イチよかったよね!」

息子「そ、そ、そうだね、オレ夏休み社会頑張ったし」

 

という上っ面なやり取りを震えながら繰り広げ、時間とともに気持ちを切り替えました。

 

過去問、作文、面接対策、入試説明会…母はもうパニックです

そして2学期の塾も通常授業がスタート。2学期からは通常の宿題に加えて、毎週1校ずつ過去問を解いてくる、という宿題が追加されます。息子だけでなく同志たちみんな同じでしょうが、とにかくやらなくてはいけないことに対して時間が全っ然足りない!

 

週末は模試や志望校特訓でびっちり埋められていて、そこに中学校の体験会や文化祭が重なってきます。これだけでも予定が渋滞して、どれかをキャンセルしなくてはいけません。

 

平日以上に週末が忙しいので「過去問は週末に集中的にしよう」というのんきなわけにはいかないのです。

 

我が家の場合は、過去問は塾のない曜日に2科目ずつ分けて取り組み、通常の宿題は登校前や、塾から帰宅したあとなどの少ない時間を使ってなんとかこなしています。

 

さらに、そろそろ帰国子女入試対策も始めなくてはいけません。学校によりますが、作文や面接が必須のところもあるので、その対策も必要です。面接を受けるためのマナー(教室への入り方、ゆっくりハキハキしゃべること)の練習も必要だし、作文も何度も書いて塾の先生に添削してもらう、ということも必要です。

 

また、どの学校の受験科目は何で、過去問は公開されているのかいないのか、など、こういった学校によって異なる細かなことを調べるのは親の役目。私が一番苦手とすることなので、とにかく日々パニクっています。

 

以上のことから、いま小学校4年、5年のご家庭に申し送るとすると……。

 

■6年生は圧倒的に時間がないので、学校体験会や見学会、文化祭は5年生の間にできる限り参加を済ませておきましょう。

 

その時のポイントは、子どもにその学校の特徴や個性も一緒に伝えること。室内プールがあるとか、教室からスカイツリーが見えるとかでも構いません。何校も見学を重ねていくと、子どもは必ず忘れます(うちの子の場合)。あとで親が「ほら、あの時行ったでしょ」と言っても1ミリも思い出せないことがあります(うちの子の場合)。

 

「はぁ、せっかく早め早めの行動をと思って連れてったのに……」とならないためにも、何らかのキーワードと紐付けて見学をしておくことをおすすめします。

 

■親の側は、学校ごとの受験科目の違い、過去問の有無と入手方法、過去問の回答が公開されているか、出願時に必要な書類から試験日程、入学金納付期日までの要綱を5年生のうちに調べ上げ、まとめておくといいと思います(ちなみに私はそれを今やっています)。

 

お役に立てば幸い:モコ家流9月、10月のTO DOリスト

さらに、自分へのリマインドのためにも、受験を3〜4ヶ月後に控えたタイミングでのモコ的TO DOリストをまとめてみました。(ベースはのほほんなので、抜けている部分がいくつもあると思います。ママ友の少ない私のような情弱の保護者さんのみ参考にしてくださいね)

 

■インフルエンザの予防接種(子供は2回接種)

子どもは2回接種が推奨されているので、1回目は10月に受けておくのがベターとのこと。ちなみに今シーズンもインフルエンザの予防接種の予約は人気アーティストのチケット並みの争奪戦だそうです。地域にもよると思いますが。私もかかりつけ医の予約開始時間に即電話をかけて、確保することができました。

 

■家の手伝い、スーパーの買い物、電車に乗るなどの日常生活を排除しない

入試日が近づくにつれ、気づけば子どもは勉強しかしていない毎日に。実際我が家も夏休みは夏期講習や課題に追われ、スーパーへの買い物すら一度も連れて行きませんでした。家でもお手伝いや家事などさせることもなく、なんなら妹に「お兄ちゃん忙しいから、代わりにお風呂洗ってきてくれる?」とお願いする始末。

 

しかし、帰国子女入試で面接を受ける可能性がある我が家の場合は、それではまずいのです。というのも、面接で「家のお手伝いはしていますか?」「今日は自宅から学校までどうやって来ましたか」など、生活に密着した質問を受ける可能性があることを知りました。

 

これまでの「勉強だけしていればいい」というスタンスを反省して、1日の中で少しの時間でもいいので、お手伝いをしたり、買い物に行ったりといった、年齢に合った生活を送らせようと思っています。

 

■塾の先生との面談

一般入試に先駆けて帰国子女入試も受ける我が家。試験が12月から始まるとすると、周りのみんなと同じペースで2月1日に照準を合わせた進め方をしていたのでは間に合いません。息子オリジナルのスケジュールを一緒にたててもらえるよう、近いうちに一度面談に行こうと思っています。

 

■親子で志望校や順位、受け方などを共有する

これまで何度も書きましたが、マイペースな息子は志望校選びといえば「どこでもいい」、共学と男子校すらも「どっちでもいい」と言うタイプ。私が「どこでもいいわけないでしょ。自分が6年間通うところだよ」と言っても「じゃあ、一番難しいところ」という返答。暖簾に腕押しとはまさにこのことです。

 

ところが最近やっと、精神年齢の成長からなのか、受験が現実味を帯びてきたからなのかわかりませんが、具体的な校名を挙げて「自分の第一志望はここ」と言うようになりました。

 

そうなると、いよいよ親子会議の始まりです。何月何日にどこを受けて、そこに合格した場合は翌日や翌々日にさらに上位の学校を狙うのか、反対にそこがダメだった場合は翌日はどこを受けるのか。親はここがいいかと思うけど、本人的にはどうなのか。そういったことを少しずつ話し合っています。ここ1〜2ヶ月でもっと具体的に詰めていって、モチベーションにつながってくれればと思っています。

 

いかがでしたでしょうか。

本番を3ヶ月後に控えたモコ家の「リアルガチな今」はこんな状況です。

ちなみに小学校大好きの息子の希望は「1月に入ってもなるべく学校を休みたくない」ということ。そのためには12月の帰国子女入試でまずは合格を勝ち取らないと、ということは理解できているようです。

 

インフルエンザやコロナの流行も気になるところで、その願いはどこまで聞き入れてあげられるかはわかりませんが、学校の友達と過ごせる期間もあとわずか。受験ばかりに気を取られすぎず、残された学校生活も十分に楽しませてあげたいな、と思う母でした。(しかし、それには全然時間が足りない!)

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