2024中学受験終了!親目線でぶっちゃけ「これで息子は合格できました」重要な順から3ポイント【中受リアルタイム連載#最終回】

2024.02.22 WORK

ついに、やっと、ようやく、終わりましたね、みなさん! 満足いく結果だった人も、残念ながら不本意だった人もいると思います。保護者のみなさんが抱える思いもさまざまなのではないでしょうか。

そして、およそ1年間続いた「中学受験リアルタイム連載」もいよいよ最終回です。モコ家の息子の結果はどうなったのか、発表と総括をしていきたいと思います。

【連載・のほほん母さんとちゃっかり息子の中学受験@2024】最終回

 

帰国子女枠でチャレンジ校にまさかの合格

2023年12月の帰国子女枠入試から始まったモコ家の中学受験本番。自宅からの距離や難易度、学校の特徴などを研究した結果、3校に絞り込みました。

 

帰国子女枠という入試形態は、偏差値だけを見るとたしかに一般入試よりは合格しやすいように見えますし、実際ラッキーな部分があることも否めません。

 

一方で、募集人数が少ないのも帰国枠の特徴。20〜30人程度の募集人数なので、それまでの模試でいくら合格圏内だったとしても、実際の入試問題との相性や当日の子供のコンディションなどで、不合格になる可能性も大いにあります。

 

そのようなリスクもはらんでいることから、モコ家としても「仮に残念な結果になっても、まだまだ一般入試があるから、気楽に受けようね」というスタンスで、一つ一つ受けていきました。

 

気になる結果はというと、受験した3校すべて合格。

 

はっきりいって想定外でした。その中に本命校もあったのですが、事前の偏差値や塾での学校別特訓では「まだまだ安心できるレベルにない」と感じる部分が多かったので、本人含め私も合格するとは思っていなかったのが本当のところです。塾の先生ですら「帰国枠は一般入試の練習だと思って頑張ってきてください」というスタンスでしたし。

 

そんな中で合格を勝ち取れたのは、もちろん息子が頑張った結果。あとは問題との相性が良かったというのもあるでしょう。

 

早々に思わぬ合格を勝ち取って、一般受験を受けることなくモコ家の中受はあっけなく(?)終了しました。

 

親目線でぶっちゃけ!「これで息子は合格できました」重要な順から3ポイント

1・国語と算数に比重を置いた

本人のレベルよりも高いチャレンジ校に合格できたのは、得意科目が算数と国語だったからに尽きると思っています。帰国子女入試は、ほとんどの学校において理科と社会がない2科目です。算国英や算国作文というパターンがスタンダードです。

 

社会が大の苦手で、底辺の頂点程度の点数しか取れなかった息子自身も、「オレは社会がマジでヤバいから、2科目受験でトライできる帰国枠が実質本番だ」とひそかに気合を入れていたそうです。たしかに、実力以上の学校に合格できたのも、ひとえに算国の2科目入試だったからだと断言できます。

 

これが4科目で受けなくてはいけない一般入試だったら、結果はまた違うものになっていたでしょう。

 

余談ですが、帰国子女入試には作文や面接がセットになっている学校が多くあります。しかしそれらの配点はそう高くないので、あまり早くから対策に取り掛かる必要はないかな、と思います。

 

では具体的に息子がどうやって算数と国語の勉強をしていたかというと……。

 

算数は毎朝必ず計算問題をしていました。小学校への登校前の時間なので10分程度ですが、これは小学校1学年からのルーティンとして存在しており、旅行や祖父母の家に帰省した時なども欠かしませんでした。

 

5年生6年生になって、より問題が本格的になってくると、とにかく時間をかけて考えることを大事にしていました。息子自身が考えることが好きだったということが大きいですが、わからないからといってすぐに解答を見ない、親に聞かない、わかるまで考え続ける、というスタンスで親がいたことがよかったのかなあ、と思います。

 

ですので、もしお子さんが一つの問題を延々考え続けているタイプだったら、親は「そろそろ解答見たら?」「他の宿題もあるから急いで」「あとは塾の先生にでも聞きなさい」などと急かさない方がいいと個人的には思います。親も忍耐です。

 

国語が得意になるためのポイントは、長文を諦めずに最後まで読むこと。6年生になると文章問題の文章がとにかく長い! テキスト4ページにわたるなんてことはザラで、親が見てもげんなりするほどのボリュームがあります。しかも決して読みやすい内容とは言えないものばかり。

 

多くの子供の場合、最初にそんな長ーい文章を見ると、血の気が引き、「読むことを放棄」してしまいます。問題に取りかかる前に、文章を読み切ることに挫折してしまうのです。

 

息子いわく「どんなにつまらなくても諦めずに最後まで粘り強く読めば、意外と問題は簡単に解ける」とのこと。それが習慣づくと、点数が取れるようになるそうです。

 

2・勉強と息抜きのバランスを取る

受験戦争は長期戦、ずっと勉強ファーストでやっていると、子供も疲弊してしまい最後まで持たなくなってしまいます。勉強がイヤにならないために我が家がとっていた手段は、勉強時間に強弱をつけること。

 

連載の中でも書きましたが、テレビゲームは本番3ヶ月までは解禁していましたし、Youtubeも漫画も制限時間は作っていたものの、息抜きとしてOKにしていました。週一の卓球教室も最後まで通っていました。

 

入試直前になるまで、平日の勉強時間は2時間程度。それ以外は「息抜き」という名の「好きなこと」をしていました。

 

一方で、勉強を一切しない日というのは作りませんでした。それをやってしまうと、勉強が遅れることよりも生活リズムが崩れてしまうことが不安だったからです。朝起きたらまず計算ドリルをする。家族でお出かけの予定があっても、その前に1時間程度勉強をするということは習慣にしていました。

 

今思えば5年生の中盤以降は、1分も勉強しない日、というのは1日もなかったと思います。

 

3・リビング学習でずっと見張られている環境に身を置く

これは本人談です。「もし自分の部屋で勉強してたら、100億%サボってた自信がある。リビングで見張られながら勉強してたから合格できた」とのことです。

 

たしかにその通りなのですが、これは意外と家族の方が試練です……! これだけは自画自賛しますが、私も3歳下の妹も、本当によく我慢しました。

 

息子が勉強している間はテレビや音楽をつけられませんし、女子トークも控えなくてはいけません。ダイニングテーブルを占拠されているので、キリがいいところまでご飯も食べられません。それでも時々は私と娘でくだらない話に花が咲き、「うるせえ!」と怒鳴られることもありました(笑)

 

息子本人から敢えて「受験生の親」にメッセージ

最後になにやら息子から、受験生の保護者様に言いたいことがあるそうです。

 

親は子供をできるだけご機嫌でいさせてほしい

 

「テストの点が悪かったとき、偏差値が低かったとき、子供自身が真っ先にヤベエと思ってる。そこに親が追い打ちをかけても、どんどんメンタルが落ちるだけで、いいことは何もなし。

 

まずは目の前の子供の様子をちゃんと見てあげて。すでに反省していたり落ち込んでいたりするようなら、何も言わないでOK。あまり反省していなくてヘラヘラしている様子なら、少しだけ注意してあげて。

 

その時もできるだけ感情的にならずに、シンプルに短時間に話をすること。そうすると子供もずっと機嫌よく勉強できて、勉強が嫌いになる、なんてことにはならないと思う」

 

約1年に渡りお読みいただいてありがとうございました! 2024年組のみなさんは、ここから中学生という新たなステージが始まりますね。2025年組以降のみなさんは、この連載のどこか一つでも参考になっていただければ幸いです。

 

ちなみに我が家はすでに妹(新小4)の長い長い受験マラソンがスタートしています。ちょっと休憩したら、また伴走頑張りたいと思っています!

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