【入試失敗談】ひとあし早く2024中学入試「帰国子女入試」の合否が出た!後輩ファミリーに届けたい我が家の体験【中受リアルタイム連載#17】

2024.01.25 WORK

決戦の2月1日を控え、まさかの風邪が大流行してしまったモコ家……。

 

まず私が39度の熱を出し、「隔離だー」と即手を打ったにも関わらず、翌日には受験生の息子も発熱。「このタイミングでよかったよ」と慰め合ってみたり、その一方で、どれだけ体調管理をしたところで防ぎきれない流行り病蔓延の季節に「そもそも受験ってなんでこんなに時期にやってんの!?」とぶつけどころのない怒りを覚えてみたり、感情も身体も落ち着かない日々を過ごしていました。

 

当然、このピリピリ期に病気になってしまうと家族の調和も乱れます。ここでは書けないような夫婦喧嘩が勃発し、無関係の妹も翻弄されて、それはそれは地獄のような一週間でした(笑)。

 

あらためて中学受験とは、登場人物一人一人にドラマがあって、悲喜こもごもなストーリーが展開されていて、家庭ごとに全然異なる長編映画が撮れちゃうんだろうな、なんて思ってしまいました(ぜひ覗いてみたい)。

【連載・のほほん母さんとちゃっかり息子の中学受験@2024】第17話

 

【面接時の格好について】「普段着OK」ではあっても、ガチ普段着では行かないほうが

さて、1月前半をもって、我が家の最初のチャレンジである中学校帰国子女入試が終了しました。そこで、御多分に漏れずモコ家はさまざまな失敗を経験したので、記憶が新しいうちに惜しみなくシェアしたいと思います。

 

まず面接時の服装について。どの学校も公式には「普段着で構いません」と謳っていると思います。私がある中学校の説明会に行った時も、担当の方が「面接時の服装は合否には関係ありません。むしろお子さんが緊張しない着慣れた服で来てください」と説明を受けました。

 

それを真に受けた私。本番は、普段着のスウェットとジーンズで行こうと考えていました。本当に着慣れたヨレヨレのスウエットで、前面に「GAME」とプリントされているもの……。

 

入試本番の2日前、アメリカ駐在時代からの付き合いで、帰国した今も情報交換をしている数少ない同級生ママとLINEをしていた時のこと。そちらの家族はその時点ですでにいくつかの帰国子女入試を経験していたので、「気をつけた方がいいことある?」と聞いてみました。

 

最初は「受験票さえあればOK」「集合時間の30分ぐらい前には着いた方がいいよ」などの教えを受けていたのですが、その流れで「ちなみに服装は一式揃えてるよね?」とのお言葉が。

 

私「え? 説明会でも普段着OKって言ってたから、まさに普段着で行こうと思ってるんだけど」

友「え? ちょ、ちょっと待って」

しばし間

友「いま娘に聞いたんだけど、スウェット&ジーンズできてた子は一人も見かけなかったって……」

私「え? どういうこと?」

友「とにかく! 今すぐ息子くんと一緒にスラックスと白シャツ、紺のセーター買ってきて! 試験あさってでしょ!」

 

私と息子はあわてて、近所の無印良品に駆け込み、なんとか全身を調達することに成功しました。友よ感謝!

 

強調しますが、服装は合否に関係しない、というのは事実だと思います。普段着で行きたいと思えば、行ってもいいと思います。ただ、受験当日学校に行って「オレだけ服違うやんけ……!」とパニクってしまっては、本人にとっても百害あって一利なしですよね。あと、とりあえずピシッとした格好をしておけば「なんとなく頭良さそう」に見えるのも事実ですし(笑)。

 

すべり込みで衣装を調達した私たちは、なんとかことなきを得ました。

 

ちなみに試験当日、とある学校は、「全員私立の小学校通ってる!?」と思うほど、がっつりフォーマルな服装をしている子どもがずらり。ネクタイ、ジャケット、ローファーと全身ビシッと決めている子どもが多数いました。

 

面接を受けた1校(共学)はカジュアルな服装をしている受験生は皆無。ただし、もう1校受験した男子校の方は、当初の私と同じ発想のような、上下スウェットで来ている受験生もちらほら見かけました。

 

学校研究は熱意の表れ【当日は子どもにパンフレットを持たせて】

面接での失敗談、その2。学校研究不足です。面接で息子は「あなたはどのコースを志望していますか?」と聞かれて、答えられなかったそうです。

 

帰国子女枠を設けている学校の中には、いわゆる一般クラスと、英語で授業を行うようなインターナショナルクラスに分かれている場合があります。そしてそのコースの呼び名は学校によってさまざま。

 

息子は自分が何コースを志望しているのか知りませんでした。これは完全に私の落ち度です……。

 

さらに息子によると、「面接の順番がくるまでの待ち時間は、ほとんどの生徒が学校のパンフレットを読み込んでいた」そうです。部活動だったり、運動会や学園祭など、その学校の特徴を最後にもう一度おさらいしていたのでしょう。

 

息子はパンフレットを持っていないので、親子で作った面接想定質問&回答の紙を、何度も読み直していたそうです。

 

【正直面接はおまけ】大事なのはペーパーテストでいかに点が取れるか

とここまで、面接についてつらつらと書いてきましたが、息子が受験した学校(英語を使わない帰国子女入試)に限って言えば、「面接はおまけ」と考えていいと思います。

 

※もちろん面接を重要視している学校もありますので、目指す学校の傾向については1校ずつ入念に調べることをおすすめします!

 

学校ごとの面接や作文にかけるウェイトは、資料や説明会などできちんと伝えてもらえます。「面接はほとんど配点に影響しません」「作文の配点は20点です」といった情報は、事前に入手しておきましょう。

 

大事なのはやはり学力テスト。帰国子女入試を受験しようと考えている人で英語を使わない入試方法を選択する場合は、国語と算数の2教科(プラス作文や面接)の科目パターンがほとんどです。とにかく時間をかけるべきは、主要2科目!

 

国語、算数がきちんと点数を取れていれば、面接や作文は多少失敗しても影響しないと思います。逆に、「国語と算数はあまり得意ではないから、面接と作文で得点アップを狙うぞ!」という発想はあまり得策ではないかもしれません。

 

勉強のやり方で言うと、受験日ギリギリまで2科目は頑張りましょう。面接や作文対策は本番2〜3週間前から取り組めばOK。我が家の場合は、塾の先生に模擬面接をしてもらったのが30分×3回、作文チェックは家庭で書いて提出して採点してもらうというのを3回程度行いました。あとは家庭で本番一週間前ぐらいから、毎晩15分程度、私と息子で向かい合って面接練習をする時間を作っていました。

 

小さなことだけどお伝えしたい、子ども自身から見えた「当日の風景」

最後に、細かな情報を少し。

 

■面接の順番は受験番号と連動する場合が多い

 

帰国子女入試の面接は、ペーパーテストが終わってから順次行われます。その際気になるのが「呼ばれる順番」。我が家が受けた学校はすべて、受験番号に沿って面接の順番も決まっていました。

 

つまり、受験番号が一番だと面接も1番目。受験番号が最後の方だと面接の順番も最後になります。あまりに早いと心の準備ができてないかもしれないし、あまりに後ろだと、待ち時間が2時間、などということにもなり子供の集中力が切れてしまうかもしれません。

 

その辺も意識しながら、出願のタイミングを測るといいと思います。

 

■面接待ちの軽食は音の出ないものを

 

もう一つは面接待ちの間の軽食について。先述した通り、面接は順番に行われるので、自分の番号によっては1〜2時間待つことになります。そこで多くの学校では「待っている間にお弁当や軽食などをとっても構いません」ということになっています。以下は息子の弁。

 

「とにかく音が出る食べ物は避けた方がいい。教室の中はシーンとしてるから、バリバリと音の鳴るもの食べているとめっちゃ目立つ。オレは母親にプロテインバーみたいなのを渡されてたんだけど、食べる時ポキって音がして恥ずかしかった。全体的には、おにぎり、パン、などを食べている人が多かったし、量もその程度でいいと思う。がっつりお弁当を食べている人は見かけなかった。一番多かったのは何も食べてない人」

 

■落ち込むのはすべてが終わってからにしろ

もうひとつ息子が後輩に伝えたいことがあるとのことです。

 

「試験の1科目目が終わった時に、頭を抱えて机に突っ伏していた人がいたけど、あれはやめた方がいい。まだ2科目目で挽回できるかもしれないし、みんなできなかったかもしれない。落ち込むのはあとにして、次の科目に向けて即切り替えすべし」

 

母「えらそうに言ってるけど、あなただってその子どもの立場だったら同じように落ち込むんじゃないの?」

 

「ううん。実際算数で、あんまりできなかったなー、と思ったけど、まあいいや国語で取り返せばいいんだから、と切り替えたから」

 

だそうです。生まれつきのメンタル強者は、それだけで一歩リードしてる感ありますね。我が息子ながら羨ましい性格です。

 

さていよいよ2月が到来します! 引き続き気を抜かず、体調管理に気をつけて、まずは元気に本番を迎えましょう!

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