【暮れの酉】11/6~12〈望外の幸せ2023〉週間開運アクション&あなたに贈るお守りエッセイ
いま幸せでないと感じているあなたへ
いま目の前に悲しいことや取り立ててつらいことがないのに、幸せでないと感じてしまう。
何かが足りない。満たされない。もっと幸せになりたい。
そう思うものの、じゃあどうなりたいの?と聞かれたら、答えに窮してしまう。
占い師をやっていると、そういう人にたくさんお会いします。
「幸せ」ってなんでしょうね。
おいしい食事をいただいたときに胸を満たしてくれる気持ちだったり、好きな人の笑顔が見れたときの心踊る気持ちだったり。
毎日の生活に、うれしい「何か」が舞い込んできたとき、幸せを感じますよね。
でも、悲しいかな、気持ちは移ろってしまいます。
どんなにうれしい出来事も、時間が経てば日常に溶けてしまって、幸せだった気持ちは薄らいでしまいます。
そしてまた、いつもの「そんなに幸せじゃない日常」に戻ってしまうわけです。
言ってみれば、「幸せでない」というのは
特段うれしいこともない、ごくごく普通の毎日を過ごしているということ。
僕の人生を振り返ってみても、とり立てて人に話すことがないような普通の日が99%を占めるのではないでしょうか。
だからといって人生の99%は幸せじゃなかったのかといえば、そうでもない気がします。
ベッドに入ってすぐスッと眠りに落ちるときや、
朝の光で気持ちよく起きられたとき、
駅に着くとちょうどいいタイミングで電車が来たとき。
何かよいことが起こりそうな、そんな気分になったりします。
誰かにかけてもらった優しい言葉や楽しかった出来事を思い出して、
思わず頬をゆるめるときも同じ気持ちになります。
現在形であれ過去形であれ、ちょっとだけ特別な、小さな出来事。
ちょっとだけ弾む心。
それらに「幸せ」って名前をつけてもいいんじゃないかなと僕は思うのです。
だって人生、そんなにうれしいことが矢継ぎ早に飛び込んでくるものじゃないです。
もちろん、ごほうびのような瞬間もありますが、それはとても特別で、
特別だからこそ輝いて見えるダイヤモンドのようなもの。
ダイヤモンドを求めて「いまここにない」と嘆くよりも、
日常に目を凝らして、小さな輝きを見つける方が心穏やかに暮らせると思うのです。
>>あなたは幸せセンサー、うまく働いていますか?
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