話が通じない、攻撃的な同僚にどう対応する?「私は正面からケンカを売りました!」【働くアラフォーの仕事の流儀#1】
こんにちは! 現在、パーソルグループに所属し、複数社のPRを統括している「さや姉」と申します。コロナ禍に転職してきました。
もうみんな忘れかけていますが、コロナ禍とは「常にマスク姿で表情が分かりづらい」と言われた日々ですね。私は今でもマスクが手放せません。そんな私の、PRスペシャリストとしての経験や日常を切り取った実話をゆるーくご紹介します。さまざまな壁に立ち向かう働く女性のみなさまと一緒にいろいろなことを考えていけたらいいなと思っています、よろしくお願いします。
1回目は、ただ、ただまっすぐに広報/PRをやりたくて管理職として転職した会社で、入社間もない中「洗礼」と語り継がれる事件が勃発……? ときにゴリゴリの関西弁が飛び出す「秀才系」のサービス責任者とのできごとです。
アラフォーにもなればどなたにも「絶対厳守」の仕事ポリシーがあると思います。私はこの3つ!
ありますよね、もう長く働いてきた私たちには何かしらの「仕事ポリシー」が。あなたはどうですか? 私の場合はこんな感じです。
①どんなに違和感があっても、陰でその人の悪口は言わない。
②関わる相手のことはストーカー並みに調べ上げる。その人になりきってどう対応すべきかイメージする。
③外堀を埋めようとせず、常に直球の直接対決で挑む!
上記3つ、どれも当たり前のようで、実際徹底してやるとなるとホントに難しい。ただ、①はとっても重要だなとPRパーソンの私は思います。というのも、人の口に戸は立てられないので、その愚痴や悪口がもし本人に耳に入ったら、もう取返しのつかない溝になるから。
ところがですよ、知り合いに言わせると、上級者は本人の耳に入ることを計算して、敢えて「聞いてしまったら笑顔になるようなこと」を言うのだそうです。
例を挙げると、「ずっと尊敬してたんですよ! 〇さんが以前していた△の解説にとっても興味があって~! ほんと言うと、もっと詳しく話を聞きたいなー、なんて思っていて!」、なんてことをいたるところでさりげなく口にするんですって。
……ええ、そういう「立ち回り」をしたほうが賢いということは私だって100%分かっています。でも、それって、ほんとに思っているならまだしも、「計算したうえでのあざとい発言はできない……」という不器用な人もいるわけで。
アラフォーまでそういうことをしてこなかった生き方、それがいま存在している「私」なんですよね(ぶつぶつ)。もちろん、いいなと思うことは、いまからでも遅くないとばかりに取り入れますが、まったく性質の違うことを無理にするとキャラ変になってしまい、私にはできないんですよね。
これぞ「転職の洗礼」…私がやらかしたの?いや、ナメられてるの?と悩んだ日々
さて、そんな私の前に立ちはだかったのが、【クセ強マン(仮名)】でした。彼はとにかく、何でこんなに?と思うほどに一方的に感じ悪く対応してくるのです。
みなさん、そんな経験ありますか? 名前も顔もよく知らない人から敵意むき出しでバカにされてダメ出ししまくられるだなんて、私ははじめての体験でした。私は転職して外部からやってきた人間なので、色眼鏡で見られるのは仕方ないなと思います。でも、なんで私とは職種も違うし、接点もない(そもそも話した記憶すらない!)人が、こんなに戦闘モードで突っかかってくるのだろう? いったい何を誤解させてしまったのか?
私に原因があるのかもしれないけれど、身に覚えがないから謝ることもできない。私の発言が悪かったかも?と少しでも思い当たるフシがあればよかったのですが、そんなものは全くなく、一方的に私の仕事の進め方やパフォーマンスなどを決めつけられたんですよね。
彼はインテリ系で、私の従来とは違う世界の人。セミナーなどでも、日本語で話しているのに横文字が多すぎて何も入ってこない。いや、ごめんなさい、これは私の理解力の問題が大きいのかも、私が何度もポカンとしてしまった顔が失礼だったのかも……などなど、メチャクチャに考えました。
ハッ、もしや私の「理解力のない顔つきに」イライラしている?? でも、こればかりは致し方なし、顔は一朝一夕で変えられませんww いやそもそもマスクしているのに、そんなことあるのか?? ……なんて具合にぐるぐると考えすぎて、1周回って「ヒトをイラつかせる天才でーす!」という新しいキャラを打ち出そうかとまで考えました。
誰とでも相性が良いなんてありえない、稀に合わない人がいても仕方ない!と開き直ってこのクセ強マンとのやりとりを諦めるか。もしくは、逃げずにこのクセ強マンの事業をびっくりするくらい理解するか。PRで貢献できることは何だろう? そのために何が必要か? 転職したばっかりで、色々と心労もある中、ホントに土日もそのクセ強マンが責任をもつ事業のHPを丸暗記できるくらい読み込みました。
私が彼だったら、事業をどうしたいと思うのか? どんな貢献をしたら、満足して貰えるのか? その視点で考え、過去、事業に対してどういう情熱をクセ強マンが持っていたかも調べるだけ調べた。クセ強マンフォルダの階層がえらいことになるくらいにデータをためた。つまり、私は③の逃げないという戦法を意識的に選択したのです。
前編では「なぜかケンカ腰の同僚から受けた洗礼」と「対応戦略を決めるまで」の経緯をお伝えしました。この結果起きた「驚くべきこと」は改めて後編でお伝えします。
つづき>>>人間関係の対応に幅が出てくるアラフォーでの転職、これだから悪くないよね。本件、驚くべき結末とは……?
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