モラハラ夫は何でも人のせいにする!絶対に自分は正しいと信じて疑わないから、まったく会話が成立しない。休日のたびに妻に降りかかる悲劇
モラハラ夫の得意技は言い訳
渋滞が続き、夫の機嫌の悪さは最高潮に達していました。「お前のせいだ」「だから出かけるのは嫌だったんだ」と渋滞に巻き込まれたのはすべてY子さんのせいにされています。
しまいには「お前がどうしても行きたいって言うから来てやったのに」と、出かけたいと言ったのがいつの間にか夫ではなく、Y子ということになっていました。
しかも、子ども達に「かわいそうにね。ママのせいで疲れちゃったよね。ママがいけないんだよ」と話しかける夫。
『さすがに「あなたが行こうって言ったんじゃない。私は近い方に行くべきって言ったのに」と言いましたが、夫は私の言葉なんて一切聞いていません。ずっと私が悪い、お前のせいだを繰り返しています。こんなことがいつも繰り返され、夫と話し合いをしたいと思っても、「今忙しい」「自分が悪いのに人のせいにするの?」と言い、いまだに夫ときちんと話し合ったことはありません』
モラハラ夫は、全てのことを人のせいにし、何かあれば言い訳ばかりします。
夕食をいらない日は連絡をするという約束を破ったときは、打ち合わせ中だったからLINEなんてできない。今日中にやっておくと言ったことができていないときは、急な用事が入ったから。自分の荷物が多すぎて片付けができないことは、必要なものばかりだから……と、どんなことも現実を認めずに言い訳ばかりするのがモラハラ夫です。
俺が稼いでお前を食わしている
夫が休みの日に「たまには家のことはやっておくから、子ども達と出掛けてきなよ」と言ってくれた時があったそうです。Y子さんははやっぱり夫は優しい人なんだ、私のことを考えてくれているんだとウキウキして子ども達と外出をしました。でも夕方帰宅してみると家の中は散らかり放題、キッチンは洗い物の山、夫は悪びれもなくゲームに夢中だったそうです。
Y子さん:「あなた何しているの?」
夫:「見てわからないの?ゲームだけど」
Y子さん:「あなた今日は家のことやっといてくれるって言ったよね? 何この状態。部屋は散らかり放題じゃない」
その言葉にイラっとした夫は、ゲームのコントローラーを床に叩きつけてどなったそうです。
夫:「うるせえな、自由に好きなだけ外出してきたのに文句かよ。俺は家のことやるって言ったけど、掃除するとは言ってないからな。お前が俺の食事の用意をしていかなかったから、自分で作ったんだよ。ありがたいと思え。片付けはあんたの仕事だから残しといてやったから」
「遊んできたんだから早く夕食早く作れよ」
「あんたは俺の収入の半分も稼いでいないんだから、俺に感謝して俺のために尽くさないとダメなんだよ。俺の金で食べさせてもらっているっていう事わかってるのかな」
夫の言葉に呆然としていると、悪びれもせず信じられない言葉を畳みかけたといいます。
『夫はことあるごとに私がパートで稼いでいる金額が少なすぎると私を馬鹿にしていました。家事、育児、子どもの送迎などを考えるとパートができる時間は限界があります。私のパート代は子どもたちの習い事代に使っていますが、それに対して褒めてくれることもなく、稼いでいないと馬鹿にするのです。』
モラハラ夫はお金を稼ぐことだけが仕事だと思っています。妻の収入が自分より低いと馬鹿にし「俺より稼いだら文句を言ってきてもよし」「俺が稼いだ金で生活している」と言うのがモラ夫の特徴にもあります。
しかし家事は立派な仕事です。主婦の仕事を家事代行サービスなどのお仕事をもとに、シミュレーターで年収換算すると平均470万になるそうです。
自分は稼いでいない、夫に食べさせてもらっているから文句なんて言えないとは考えないでください。夫が洗濯をした服を着られるのも、子どもの父親としていられるのも、トイレットペーパーがいつも補充されているのも、タンスの中に洋服がしまわれている事も、家の中が綺麗に片付いているのも妻のおかげなのです。
モラハラ夫はいつも言い訳をし、全てを妻のせいにするので、いつの間にか本当に自分が悪いと妻は思ってしまい、自分に自信が持てなくなるのです。モラハラ夫が自分を正当化するためにいう言い訳を間に受けずに心を守ってください。
Y子さんは、やっとモラ夫からの呪縛が溶け出し、離婚に向けて水面下で動き出しています。改めてモラ夫の言い訳の多さとその子ども以下の言い訳の内容を証拠としてメモに書き出すようにし始めてから、夫に対する恐怖感もなくなってきました。
第三者目線でモラ夫の言い訳を分析することが、モラ夫からの呪縛、洗脳から抜け出すきっかけになると思います。
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