中学受験「帰国入試」残り30日強。「なぜ!ここにきて勉強時間が減った息子」に母いよいよブチギレる【中受リアルタイム連載#15】

2023.11.24 WORK

早い学校では帰国子女入試がすでにスタートしています。アメリカ駐在時に仲良しだった息子と同級生の娘さんは、帰国子女入試ですでに1校の合格を勝ち取ったとの報告が入りました。おめでとう!

 

そのママさんから合格通知のスクショを送ってもらい、画像をお守りのように保存しているモコです。いい運気ならなんでもほしい…!

【連載・のほほん母さんとちゃっかり息子の中学受験@2024】第14話

 

あと30日しかないのに、過去イチ勉強時間が短くなっている……なぜ!?

帰国子女入試はすでにスタートし、一般入試も本番まで約2ヶ月というところになりました。保護者のみなさんは私と同じように、ハラハラドキドキして落ち着かない日々を送っていると思いますが、一方でお子さんの様子はどうでしょう。

 

緊張して気弱になっているお子さんがいたり、睡眠時間を削って一心不乱に過去問に取り組んでいるお子さんもいるかもしれません。反対に「自分、本当に受験生ってわかってる?」と言いたくなるぐらい緊張感のないお子さんをお持ちの人もいると思います。

 

モコ家の息子は完全に三番目タイプ。

 

静かに勉強しているかと思ったらiPadをいじっていたり、「ちょっとトイレ」と行く手に握られているのは漫画だったり。ちなみに漫画を持ち込んだ際は最低20分はトイレから出てきません。頻繁にお菓子を取りに席を立ったり、妹がヘッドホンで見ている動画を後ろからこっそり覗きこんだり。とにかく実質勉強時間が少ない。6年生の前半と比べても明らかに減ってきています。

 

塾の宿題の量が減ったのか、単に息子の要領がよくなってきたのか、本当の理由はよくわかりませんが、本人曰く「勉強のスピードが上がったから」らしいです。たしかに宿題も気づけば終わっているし、過去問や模試の直しも以前と比べると短時間で終わるようになっています。「それなら余った時間に他の科目をどんどんやろうよ!」と言いたい……!

 

バトルの末に母、Youtubeと漫画アプリの削除に成功!

親の私は「本番まであと何日」とキリキリしているのに、当の本人はまったく意に介さず上述した通りののんびりしたありさま。これまでは優しく指摘する程度で、なるべく波風立てず穏やかに接するようにしていましたが、見るに見かねてついに先日キレてしまいました!

 

「今日も全然勉強してないよね! あっちこっちに気が散って、夕方から夜まで椅子には座ってたけど、結局算数1問しか解いてないでしょ。私が妹のお迎えに行ったらこっそり漫画読んで、私がお風呂に入ったらこっそりiPad見て。全部お見通しなのよーーー!」

 

と怒りが爆発。私もなかなか大人げないですね(笑)。さらに私のお説教は続きます。

 

「帰国入試まであと1ヶ月なんだから、そろそろ何かをやめたらどう? ゲームをやめるかiPadをやめるか、卓球教室をやめるか」

 

それまで黙って聞いていた息子は重い口を開き、「じゃあ平日のゲームとiPadはやめる」と。

 

ちなみに息子がiPadで見ているのはYouTubeと毎日新作が更新される漫画アプリ2つ。それらを合計毎日1時間半〜2時間見ていました。そこで私は彼の前で3つのアプリを消去。その日はお互い無言でベッドに入りました。

 

削除したはずのアプリがあっけなく復活

初めてのバトル(私が一方的に怒っただけですが)から1週間ほど経った現在、モコ家はどうなっているかというと、消したはずのアプリが早くも復活しています。

 

というのも、あの一件で心を入れ替えた息子は、ちゃんと勉強するようになりました。すると、元々問題を解くスピードがすごく速いので、一緒に決めた「今日はここまでやろう」リストが早い時間に終わってしまうのです。

 

ある日、夜8時ぐらいにその日のノルマを全部終えた息子が、私におそるおそる「今日の勉強全部終わったからYoutube見ていい?」と尋ねてきたので、私もそれならば、とOKしました。

 

それからというもの、なし崩し的にYoutubeが解禁になり、勉強後ならまだしも、その日のノルマが終わっていないのにも関わらずコソコソ見ている時もあります。本人的には時間をコントロールしたり自制しているようですが。

 

親が24時間監視するわけにもいかないですし、あとは本人の危機感が高まるのを待つしかないのかな、と思っています。

 

面接に欠かせない台本作りをスタート

塾の先生と面談をし、そろそろ面接の練習を開始することになりました。

 

まず取り掛からなくてはいけないのが、台本作り。面接の内容は、「志望動機は?」「海外ではどんなことを学びましたか?」といった想定できるものから始まり、「今日ここまでどうやってきましたか?」「お正月はどのように過ごしましたか?」などといういわゆる想定外の質問が出る可能性もあるので、できるだけ多くのパターンの回答例を考えておかなくてはいけません。

 

そこで、ある休日を「台本作りの日」と決めて、二人で考えながらひとつずつ回答を作っていくことにしたのですが、自宅だと息子はどうしても集中できません。ソファに寝そべりながら考えたり、当時のエピソードを思い出しているうちに眠くなってきたり…。時間ばかりかかって全然進まないので、気分転換もかねて息子をファミレスに連れ出し、一緒に考えることにしました。ファミレスなら、ゴロゴロするわけにいかないし逃げ場もないし、半ば軟禁状態ですね(笑)。

 

二人で駐在時代のエピソードを思い出しながら一緒に考えて、息子自身がパソコンでテキストを起こし、なんとか10問の想定質問に対する回答を作り上げました。

 

このあとは親子で作った下書きを塾の先生に提出して採点してもらい、ブラッシュアップしていくという作業が続きます。ようやく台本が完成したら、次はそれらを暗記してようやく面接練習に。10分程度の面接ですが、気を抜かず丁寧に取り組まないと、と思い気合を入れています。

 

以上が、モコ家の11月の様子です。

 

インフルエンザも大流行して、息子の学校でも学級閉鎖、学年閉鎖が相次いでいます。さまざまな不可抗力に戦々恐々しているわけですが、なるべくいつもの家庭の雰囲気を維持するくらいしか、お母さんができることはありませんね。

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