「仇」の読み方、わかるかな? 人から危害を加えられてムカついても、コレはしないようにね。【漢字クイズ】
「かたき」です。
【漢字解説】
「仇」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。
①あだ(讎(シュウ))。かたき。うらみ「仇敵」
②あだする。かたきとする。また、うらむ。にくむ。
③つれあい。あいて。仲間
出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
いつの時代も、人間が集まる場所ではトラブルがつきもの。
他者から危害を受けたら相手に仇討(あだうち)したくなるものですが、一度立ち止まって、考えてみることが大切です。
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「仇」の解字
形声。人+九(音)。音符の九は逑(キュウ)に通じ、求める相手の意味。あいて・つれあいの意味を表す。
新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
「仇」を含む言葉、いくつ知っていますか?
ここでは、「仇」を含む言葉を紹介します。
・仇の風(あたのかぜ)
害を与える激しい風、もしくは逆風
・仇なす(あだなす)
敵対して害を加えること
・仇は情け(あだはなさけ)
うらんでいたことが、よい結果になること
・仇を恩で報いる(あだをおんでむくいる)
うらむべき人に対してなさけをかけること
・仇怨(きゅうえん)
かたき。あだ。怨恨(えんこ)
・仇敵(あたかたき)
憎い相手
聖書から学ぶゆるしの心
相手から何か嫌なことをされたらリベンジしたくなるのは人間の性なのかもしれません。しかし、キリスト教では「許(赦)し」が徹底的に説かれています。キリスト教には神がイエスキリストを通して私たちの罪を許(赦)したという考え方が根底にあります。
聖書の時代においても片目をつぶされたから両目をつぶしたなど、過激な復讐が横行していました。いつの時代も、人間は他者を許すことを苦手としています。しかしこれでは、復讐の連鎖が止まらず、恨みつらみの世の中になってしまいます。
「復讐は何も生み出さない」という言葉もありますが、復讐心を抑えることで自分が報いられることもあるはずです。
※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)
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