
東大生は「 賢いと思われなくていい」。上位5%の天才を目の当たりにして、秀才たちが気づくこと
どんな手段を使ってでも賢いと思われたい人
その人は大学院生で、その大学の偏差値は決して高いとは言えません。ただ、その人自身は大学や大学院でしっかりと勉強を続け、自分の分野の専門知識があって、それを説明することも苦手としていません。
ただ、どんな場面でも賢いと思われたい。
みんなで議論をしていると、彼は自分の意見を言わず、因縁をつけて否定だけに徹します。
社会的な常識を無視すれば、どんな意見でも否定できるから、議論は永遠に終わりません。例えば、カラスは黒いということを前提に話を続けたとします。彼はおそらくこう言うでしょう。
「カラスって本当に黒いのかな。そこから疑うべきじゃないかな」
ぼんやり聞いていると深くて賢いことを言ってそうな気がします。
でも、議論を邪魔するのが目的であって、よりよい意見を引き出すために投げかけた疑問ではありません。彼自身も、「カラスは黒い」と思っているけれど、賢いと思われたい、議論に勝ちたい、“ ひろ〇き ”だと思われたいという気持ちが強いので、否定を繰り返します。
「カラスは黒いし、議論の本質と関係ないから」
彼「議論の本質と関係ないからって、その前提を蔑ろしていいのかな」
このようにずっと邪魔してきます。そして勝った感じを出して、賢いと思ってもらいたいのです。
ぼくはよく東大生と議論します。そして、常に反駁を求めています。反駁によって自分の意見や行動を修正すると、思考がより良い方向へ向かうと信じているからです。そこには相手への信頼があります。良い意見をくれるという信頼です。そして自分の意見が相手のためになるという自分への信頼。
議論に勝ちたい人はそのような信頼を得られません。勝つために手段を選ばず、「こういう研究があって」などと嘘をつく可能性があるし、「自分の経験では」などと聞き手が否定のしようがないことを武器として使用するからです。
そういう議論をする人は東大にはいないし、そうやって他人の意見を蔑ろにしていると必ず自分の成長は止まります。
他人の意見聞き、それを尊重し、間違っていると思えば論拠を持って自分の意見を言う。そうすることで互いに成長し、良い関係が築けます。
「それってあなたの感想ですよね」と口に出した時点から、あなたは害をなすだけの広域指定ひろ◯きなのです。
『お金持ちがしない42のこと』さんきゅう倉田・著 990円(10%税込)/主婦の友社
さんきゅう倉田さんの連載をまとめた電子書籍。kindle unlimitedメンバーなら無料で読めます!
1 2
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 「予約がとれないブランディングスタイリスト」が50代女性に向けて提言する「自分をもっと好きになる方法」って?
- 女性の毛髪への新アプローチ「S-DSC毛髪再生医療」とは?「毛の成長を促す起点となる細胞の一つを移植する」治療への期待を専門医に聞きました
- 形がきれい!合わせて着るだけで上品見えする【ユニクロ】の黒セットアップ【40代の毎日コーデ】
- 熱中症「頭が痛くなった」はもう危険スレスレ!昨年の倍搬送されている2025年、「この梅雨明けまえがいちばん危ない」これだけの理由【専門家が解説】
- 運動嫌いだった56才、ゆがみを整えたら「ネガティブな性格」を卒業できた。「離婚から立ち直り、推し活も始めました」【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 大人気【ユニクロ】ワイドスウェットパンツ。オシャレな人が購入しているカラーとは【40代の毎日コーデ】
- 「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 「更年期のあと」ってどうなりそうですか?54歳コンビが語る「ここまでは冗談みたいにしんどかったけれど」の話
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】
- 「一度使ったらやめられない」人気スタイリストも40代編集もリピ買い中の『涼ブラ』って?「滝汗でも不快感なし」「つけ心地がラクなのに~」続々と魅了される理由とは?